身に覚えのない記事がSNSに投稿されたりメールが送信されたりしたことがありませんか? それは「ボットネット」に感染したからかもしれません。でも、ボットネットとは何でしょうか?
この記事は、ESETが運営するマルウェアやセキュリティに関する情報サイト
「We Live Security」の記事を基に、日本向けの解説を加えて編集したものです。
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身に覚えのない記事がSNSに投稿されたり、メールが送信されたりしたことはありませんか? 画面がポップアップ広告で埋め尽くされたことはありませんか? パソコンが重くなっていませんか?それは「ボットネット」に感染したからかもしれません。でもボットネットとは何でしょうか?
ボットネットとは、ネット上のパソコンを自由に操るマルウェアです。別名ボット、ゾンビとも呼ばれます。攻撃者はボットマスターと言います。サイバー犯罪者は感染したパソコンをリモートで操ります。
ボットネットはどのように広がるのでしょうか? ネット上から合法的に便利なソフトをダウンロードするのは、ごく普通のことですが、安全そうなソフトが実は悪質である場合があります。これがトロイの木馬であり、ボットネットが拡散する原因です。SNSやWeb上のあらゆるところに潜んでいます。
ボットマスターはこのゾンビ軍を使って、金銭を奪う詐欺、マルウェア拡散、個人情報取得、違法コンテンツの保存、大量のスパムメール送信、さらにはWebサイトの破壊などの犯罪を行います。
ボットネットが一つあれば、ネット犯罪者は一日に多くの犯罪を行い、大金を稼ぐことが可能です。一方で多くのユーザーは感染に気付きもしません。
ではどのようにボットネットを防げばよいのでしょうか? 一番大切なのは、ファイアウォールでネットでの通信をフィルタリングすることです。
また、アプリやプログラムをダウンロードするときは、公式の信頼できるソースであるかどうかを確認するのも重要です。
ソフトは最新のものに更新し、パッチによって旧バージョンの脆弱性を解決しましょう。
最後に、もしボットネットの一部となってパソコンをゾンビに荒らされたくなければ、ボットネットを防ぐESETスマートセキュリティをインストールし、安全なテクノロジーを楽しみましょう。