マイクロソフト社より、8月11日にセキュリティ更新プログラムの情報が公開されました。
今回公開されたプログラムではセキュリティ面での深刻度「緊急」のものが4件含まれています。
今後のこれらの脆弱性を悪用したマルウェアなどによる攻撃に備え、早期にセキュリティ更新プログラムの適用を推奨いたします。
影響を受けるプログラムを下記に示します。
- .NET Core & Visual Studio
- ASP .NET
- Azure
- Azure Sphere
- Microsoft Azure Active Directory Connect
- Microsoft Dynamics
- Microsoft Graphics Component
- Microsoft Office
- Microsoft Office SharePoint
- Microsoft Office Word
- Microsoft Scripting Engine
- Microsoft Windows Codecs Library
- Remote Desktop Client
- Windows Bluetooth Service
- Windows Cryptographic Services
- Windows Defender
- Windows Event Tracing
- Windows Media
- Windows MSHTML Platform
- Windows NTLM
- Windows Print Spooler Components
- Windows Services for NFS ONCRPC XDR Driver
- Windows Storage Spaces Controller
- Windows TCP/IP
- Windows Update
- Windows Update Assistant
- Windows User Profile Service
新規セキュリティ更新プログラムを公開すると共に、既存の脆弱性情報 3 件の更新を行いました。なお、今月の「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」では、新たに対応を追加したファミリはありません。
【プログラム一覧】
以下の情報は、マイクロソフト社のページからのものです。
2021 年 8月のセキュリティ更新プログラム (月例)
更新プログラムの詳細はマイクロソフト社のページでご確認下さい。
最大深刻度 | 製品ファミリ | 最も大きな影響 |
---|---|---|
緊急 | Windows 10 v21H1、v20H2、v2004、v1909 | リモートでコードが実行される |
緊急 | Windows Server 2019、Windows Server 2016、Server Core インストール (2019、2016、v20H2、v2004) | リモートでコードが実行される |
緊急 | Windows 8.1、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012 | リモートでコードが実行される |
緊急 | Internet Explorer | リモートでコードが実行される |
重要 | Microsoft Office関連のソフトウェア | リモートでコードが実行される |
重要 | Microsoft SharePoint 関連のソフトウェア | なりすまし |
重要 | Microsoft Visual Studio関連のソフトウェア | 情報漏えい |
重要 | Microsoft Dynamics 関連のソフトウェア | リモートでコードが実行される |
重要 | Microsoft .NET関連のソフトウェア | 情報漏えい |
重要 | Microsoft Azure関連のソフトウェア | 特権の昇格 |
重要 | Microsoft Malware Protection Engine | 特権の昇格 |
Windows Update などを用いて、セキュリティ更新プログラムを早急に適用しましょう。更新プログラムを適用することで、パソコンのセキュリティを保つことができます。