マイクロソフト社より、6月9日 にセキュリティ更新プログラムの情報が公開されました。
今回公開されたプログラムではセキュリティ面での深刻度「緊急」のものが5 件含まれています。
今後のこれらの脆弱性を悪用したマルウェアなどによる攻撃に備え、早期にセキュリティ更新プログラムの適用を推奨いたします。
影響を受けるプログラムを下記に示します。
- .NET Core & Visual Studio
- 3D Viewer
- Microsoft DWM Core Library
- Microsoft Intune
- Microsoft Office
- Microsoft Office Excel
- Microsoft Office Outlook
- Microsoft Office SharePoint
- Microsoft Scripting Engine
- Microsoft Windows Codecs Library
- Paint 3D
- Role: Hyper-V
- Visual Studio Code – Kubernetes Tools
- Windows Bind Filter Driver
- Windows Common Log File System Driver
- Windows Cryptographic Services
- Windows DCOM Server
- Windows Defender
- Windows Drivers
- Windows Event Logging Service
- Windows Filter Manager
- Windows HTML Platform
- Windows Installer
- Windows Kerberos
- Windows Kernel
- Windows Kernel-Mode Drivers
- Windows Network File System
- Windows NTFS
- Windows NTLM
- Windows Print Spooler Components
- Windows Remote Desktop
- Windows TCP/IP
新規セキュリティ更新プログラムを公開すると共に、既存の脆弱性情報 2 件の更新を行いました。なお、今月の「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」では、新たに対応を追加したファミリはありません。
【プログラム一覧】
以下の情報は、マイクロソフト社のページからのものです。
2021 年 6月のセキュリティ更新プログラム (月例)
更新プログラムの詳細はマイクロソフト社のページでご確認下さい。
最大深刻度 | 製品ファミリ | 最も大きな影響 |
---|---|---|
緊急 | Windows 10 v21H1、v20H2、v2004、v1909 | リモートでコードが実行される |
緊急 | Windows Server 2019、Windows Server 2016、Server Core インストール (2019、2016、v20H2、v2004) | リモートでコードが実行される |
緊急 | Windows 8.1、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012 | リモートでコードが実行される |
重要 | Microsoft Office関連のソフトウェア | リモートでコードが実行される |
緊急 | Microsoft SharePoint 関連のソフトウェア | リモートでコードが実行される |
重要 | Microsoft .NET関連のソフトウェア | サービス拒否 |
重要 | Microsoft Visual Studio関連のソフトウェア | 特権の昇格 |
緊急 | Microsoft Malware Protection Engine | リモートでコードが実行される |
Windows Update などを用いて、セキュリティ更新プログラムを早急に適用しましょう。更新プログラムを適用することで、パソコンのセキュリティを保つことができます。