マイクロソフト社より、7月11日 にセキュリティ更新プログラムの情報が公開されました。
今回公開されたプログラムではセキュリティ面での深刻度「緊急」のものが 5件含まれています。
今後のこれらの脆弱性を悪用したマルウェアなどによる攻撃に備え、早期にセキュリティ更新プログラムの適用を推奨いたします。
影響を受けるプログラムを下記に示します。
- Internet Explorer
- Microsoft Edge
- Microsoft Windows
- Microsoft Office、 Microsoft Office ServersおよびWeb Apps
- ChakraCore
- Adobe Flash Player
- NET Framework
- ASP.NET
- Microsoft Research JavaScript Cryptography Library
- Skype for Business and Microsoft Lync
- Visual Studio
- Microsoft Wireless Display Adapter V2 Software
- PowerShell Editor Services
- PowerShell Extension for Visual Studio Code
- Web Customizations for Active Directory Federation Services
これ以外に、新規のセキュリティ アドバイザリ1件の公開と、既存のセキュリティ アドバイザリ 4 件の更新、既存の脆弱性情報 1 件の更新が行われています。今月の「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」では、対応を追加したファミリはありません。
【プログラム一覧】
以下の情報は、マイクロソフト社のページからのものです
2018年7月のセキュリティ更新プログラム (月例)
更新プログラムの詳細はマイクロソフト社のページでご確認下さい。
最大深刻度 | 製品ファミリー | 最も大きな影響 |
---|---|---|
重要 | Windows 10 および Windows Server 2016 (Microsoft Edge を含まない) | 特権の昇格 |
緊急 | Microsoft Edge | リモートでコードが実行される |
重要 | Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 | 特権の昇格 |
重要 | Windows Server 2012 | 特権の昇格 |
重要 | Windows RT 8.1 | 特権の昇格 |
重要 | Windows 7 および Windows Server 2008 R2 | 特権の昇格 |
重要 | Windows Server 2008 | 特権の昇格 |
緊急 | Internet Explorer | リモートでコードが実行される |
重要 | Microsoft Office関連のソフトウェア | リモートでコードが実行される |
重要 | Microsoft SharePoint 関連のソフトウェア | リモートでコードが実行される |
重要 | Skype for Business, Microsoft Lync | リモートでコードが実行される |
重要 | .NET、.NET Core、ASP.NET、ASP.NET Core | リモートでコードが実行される |
重要 | Microsoft Visual Studio | リモートでコードが実行される |
重要 | Microsoft Research JavaScript Cryptography ライブラリ | セキュリティ機能のバイパス |
重要 | Microsoft Wireless Display Adapter | リモートでコードが実行される |
緊急 | PowerShell Editor Services、Visual Studio Code 用 PowerShell 拡張機能 | リモートでコードが実行される |
重要 | AD Federation Services 向け Web カスタマイズ | なりすまし |
緊急 | ChakraCore | リモートでコードが実行される |
緊急 | Adobe Flash Player | リモートでコードが実行される |
Microsoft Update もしくは Windows Update などを用いて、セキュリティ更新プログラムを早急に適用しましょう。こうすることで、パソコンのセキュリティを保つことができます。