「サイバーブリング」とは何でしょうか?

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この記事は、ESETが運営するマルウェアやセキュリティに関する情報サイト「Welivesecurity」の記事を翻訳したものである。

 

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サイバー空間における「いじめ」のことです。「ネット上いじめ」と訳されています。10代に多く見られるばかりでなく、大人社会でもしばしば起こっています。現実空間における「いじめ」と同様に、社会全体の問題として取り組み、解消を目指すべきものです。

ご存じのように、インターネットには多くのメリットがあります。しかし、リスクや脅威にも満ちあふれています。中でも、誰もが気付かなければならない危険なこととして、サイバー空間での「いじめ」の問題があります。

オンラインで起きる「いじめ」(サイバーブリング=cyberbullying)とは、相手を傷つけるもので、嫌がらせをしたり、脅したり、辱めたりします。特にSNSやメッセージアプリ、チャットルーム、あるいはメールやWebサイトで見掛けます。

サイバー空間での「いじめ」は、オンライン上で行われるだけでなく、例えば、学校や、子供たちのクラブでといった、現実の物理的な世界にまで連続することもあります。どのように始まったのかは定かではありませんが、明らかなのは、どんどんと広まっている、ということです。

最も広まっている「サイバーブリング」の中には、うそのうわさを広めたり、相手を嘲笑する写真やビデオを投稿したり、場合によっては、被害者に苦痛を味わわせる偽物のプロフィルやWebサイトを作ることもあります。画像の加工(フォトモンタージュ)やうわさの拡散(バイラルミーム)も広がりつつあり、Web全体にあまりに迅速に拡大するので、止めさせるのも難しくなっています。

ここで知っておかなければならないのは、誰もが犠牲者になり得る、ということです。自分自身も、家族の誰かも、友人も、です。そして、四六時中休むことのないインターネットにより、いつでも、どこでも、そしてどのプラットフォームでも起こり得るのです。コンピューターゲームですら、この脅威とは無縁ではありません。

そこで、もしも自分がサイバーブリングに遭っていると思ったなら、あるいはそのように見えるものを発見したなら、迷わず助けを求め、両親や先生に相談しましょう。そうすれば、きっと支援やアドバイスが得られることでしょう。決していじめと直接的に関わってはなりません。それは、彼らを勢いづけてしまうだけです。

また重要なこととして、自分がサイバーブリングに加担しないように気を付けましょう。もしかすると気付いていないかもしれませんが、素気のない返事や投げやりなコメントは、サイバーブリングの一形態と見られることもあります。

誰だって現実であれデジタル世界であれ、いじめに遭いたくないはずです。サイバーブリングに対抗する最もいい方法は、兆候を見逃さないことです。信頼できる人に相談し、悲観的にならないことです。そして、困っている人を助けることです。そうして初めて、もっと安全なテクノロジーの世界を体験できるようになるはずです。

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