マイクロソフト社より、9月11日 にセキュリティ更新プログラムの情報が公開されました。
今回公開されたプログラムではセキュリティ面での深刻度「緊急」のものが8件含まれています。
今後のこれらの脆弱性を悪用したマルウェアなどによる攻撃に備え、早期にセキュリティ更新プログラムの適用を推奨いたします。
影響を受けるプログラムを下記に示します。
- Internet Explorer
- Microsoft Edge(EdgeHTML-based)
- Microsoft Windows
- Microsoft Office、 Microsoft Office ServersおよびWeb Apps
- Adobe Flash Player
- ChakraCore
- Microsoft Lync
- Visual Studio
- Microsoft Exchange Server
- .NET Framework
- Microsoft Yammer
- .NET Core
- ASP.NET
- Team Foundation Server
- Project Rome
これ以外に、新規のセキュリティアドバイザリ1件の公開、既存のセキュリティアドバイザリ3件の更新、既存の脆弱性情報5件の更新が行われています。今月の「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」では、新たに対応を追加したファミリはありません。
【プログラム一覧】
以下の情報は、マイクロソフト社のページからのものです。
2019年9月のセキュリティ更新プログラム (月例)
更新プログラムの詳細はマイクロソフト社のページでご確認下さい。
最大深刻度 | 製品ファミリ | 最も大きな影響 |
---|---|---|
緊急 | Windows 10 v1903、v1809、v1803、v1709、v1703 | リモートでコードが実行される |
緊急 | Windows Server 2019、Windows Server 2016、Server Core インストール (2019、2016、v1903、v1803) | リモートでコードが実行される |
緊急 | Windows 8.1、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012、Windows 7、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008 | リモートでコードが実行される |
緊急 | Internet Explorer | リモートでコードが実行される |
重要 | Microsoft Office関連のソフトウェア | リモートでコードが実行される |
緊急 | Microsoft SharePoint関連のソフトウェア | リモートでコードが実行される |
重要 | Microsoft Exchange Server | サービス拒否 |
重要 | .NET Framework関連のソフトウェア | 特権の昇格 |
重要 | .NET CoreとASP.NET Core | 特権の昇格 |
重要 | Visual Studio | 特権の昇格 |
緊急 | Team Foundation ServerとAzure DevOps Server 2019 | リモートでコードが実行される |
緊急 | ChakraCore | リモートでコードが実行される |
緊急 | Adobe Flash Player | リモートでコードが実行される |
重要 | Rome SDK 1.4.1 | 情報漏えい |
重要 | Android用のYammer | セキュリティ機能のバイパス |
Microsoft Update もしくは Windows Update などを用いて、セキュリティ更新プログラムを早急に適用しましょう。こうすることで、パソコンのセキュリティを保つことができます。