Win32/Ramnit.O
公開日:2016年01月07日
危険度:3
定義名称 | Win32/Ramnit.O |
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シグネチャ検査による結果だった場合 | Win32/Ramnit.O |
別名 | Win32.Rmnet.16(Dr.Web)、Win32:RamnitPlugin-A(Avast) |
種別 | ウイルス |
アドバンスドヒューリスティック検査による結果だった場合 | このオリジナルのトロイを利用した新種、亜種が検出された場合は、「NewHeur_PE」もしくは 「Win32/Ramnit.Oの亜種 ウイルス」という名称で警告が出ます。 |
対応時期 | バージョン6579(20111027)以降 |
影響を受けるプラットフォーム | Microsoft Windows |
概要 | これは、リモートからコントロール可能なバックドア型のウイルスです。通常は別のマルウェアの一部です。UPXを使用して実行ファイルが圧縮されています。詳しい活動内容については、下記をご参照ください。 |
検出した場合の対処方法
常駐監視を行っている各検査プログラムによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、Windows のシステムの復元により修復しなければならない可能性があります。
対象のファイルが身に覚えのないファイル名の場合は、そのファイル自身がウイルスそのものである可能性が高いので、駆除ではなくすべて削除をしてください。これにより2次感染、3次感染を防げます。また、自分が作成したデータ等に感染していた場合は、駆除が可能な場合もありますが、駆除のボタンが押せない状態もしくは駆除しても失敗する場合は、すでに元のデータの戻せない状態までデータが書き換えられている場合もあります。この場合もすべて削除してください。
解説での表記(用語)について
以下の説明文では、環境変数を利用して各ファイルやディレクトリへのパスを表記しています。
例:
%windir% : Windowsオペレーティングシステムがインストールされたディレクトリのパス(インストール時の設定により異なる場合があります)。
%system% : %windir% のサブディレクトリである"System"や"System32"のパス。
%malwarefilepath% : マルウェアプログラムまでのパス。
%malwarefilename% : マルウェアプログラムまでのファイル名。
その他に関しては、以下のページも参考にしてください。
Microsoft Malware Protection Center - Malware help
Common Folder variables
解説
侵入(インストレーション)について
このウイルスは、自身のコピーを作成しません。
悪意のあるWin32/Ramnitの拡張機能/プラグインです。
その他の情報
このウイルスは、リモートのコンピューターもしくはインターネットからデータや命令を受け取ります。
次を実行します。
特定のURLに接続する
特定のWebサイトにアクセスする
ユーザーの入力をシミュレートする
リモートのコンピューターもしくはインターネットからファイルをダウンロードする
実行ファイルを実行する
要求されたファイルを送信する
実行中のプロセスの一覧をリモートのコンピューターに送信する
特定のドライブに保存されているファイルの一覧をリモートのコンピューターに送信する
実行中のプロセスを停止する
フォルダーを作成する
フォルダーを削除する