HTML/FakeAlert

公開日:2017年02月24日

危険度:3

定義名称 HTML/FakeAlert
シグネチャ検査による結果だった場合 HTML/FakeAlert
種別 トロイの木馬
アドバンスドヒューリスティック検査による結果だった場合 このオリジナルのトロイを利用した新種、亜種が検出された場合は、「NewHeur_PE」もしくは「HTML/FakeAlertの亜種 トロイの木馬」という名称で警告が出ます。
影響を受けるプラットフォーム Microsoft Windows
概要 このトロイの木馬は、感染先のコンピューターで脅威が検出されたという警告ダイアログをWebブラウザー内に表示し、削除するように促します。詳しい活動内容については、下記をご参照ください。

検出した場合の対処方法

常駐監視を行っている各検査プログラムによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、Windows のシステムの復元により修復しなければならない可能性があります。

対象のファイルが身に覚えのないファイル名の場合は、そのファイル自身がウイルスそのものである可能性が高いので、駆除ではなくすべて削除をしてください。これにより2次感染、3次感染を防げます。また、自分が作成したデータ等に感染していた場合は、駆除が可能な場合もありますが、駆除のボタンが押せない状態もしくは駆除しても失敗する場合は、すでに元のデータの戻せない状態までデータが書き換えられている場合もあります。この場合もすべて削除してください。

解説での表記(用語)について

以下の説明文では、環境変数を利用して各ファイルやディレクトリへのパスを表記しています。

例:
%windir% : Windowsオペレーティングシステムがインストールされたディレクトリのパス(インストール時の設定により異なる場合があります)。
%system% : %windir% のサブディレクトリである"System"や"System32"のパス。
%malwarefilepath% : マルウェアプログラムまでのパス。
%malwarefilename% : マルウェアプログラムまでのファイル名。

その他に関しては、以下のページも参考にしてください。
Microsoft Malware Protection Center - Malware help
Common Folder variables

解説

このトロイの木馬は、感染先のコンピューターで脅威が検出されたという警告ダイアログをWebブラウザー内に表示し、削除するように促します。

これらの問題や脅威は偽物です。

画面例を次に示します。

さまざまな手法を駆使して、必要のないサービスに電話で問い合わせ、料金を支払うようユーザーに促します。

このマルウェアのプログラムコードは通常、HTMLページに埋め込まれています。