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「私はロボットではありません」詐欺に注意！
～偽CAPTCHA画面によるクリックフィックス詐欺の危険と防ぎ方～

クリックフィックス詐欺、見破れぬ罠・巧妙すぎる詐欺手口の増加

「私はロボットではありません」という認証画面は、正規のWebサイトで広く使われるセキュリティ機能です。しかし、これを悪用した「クリックフィックス（ClickFix）詐欺」^※が近年急増しています。ユーザーがチェックボックスをクリックした瞬間に、悪意あるスクリプトが実行され、マルウェア感染や個人情報の窃取、端末の乗っ取りが発生する可能性があります。見た目は本物そっくりで、一般ユーザーが見分けるのは困難です。特にスマートフォン利用者や高齢者層が狙われやすく、被害が拡大しています。

※ クリックフィックス詐欺とは、偽のCAPTCHA（キャプチャ）認証画面などを使ってユーザーを誘導し、マルウェアを実行させる手口の通称です。

日本が標的に・世界最多の検出国

ESET社の「Threat Report H1 2025」によると、クリックフィックス詐欺は2024年下半期と比べて2025年上半期に517%増加。日本は世界で最も検出件数が多い国で、全体の23%を占めています（※出典：ESET Threat Report H1 2025）。これは、日本国内のユーザーが標的になりやすいことを示しており、特に偽のセキュリティ警告や広告を通じた誘導が多く確認されています。企業だけでなく、個人ユーザーも被害に遭っており、情報漏えいや金銭的損失につながるケースが増加しています。

詐欺対策の基本・怪しい画面に注意

クリックフィックス詐欺を防ぐには、まず「怪しい画面には触れない」ことが重要です。公式サイト以外で「私はロボットではありません」認証が表示された場合は、慎重に確認しましょう。（いつもと違うデザインではないか？おかしな作業を指示されてはいないか？）
また、ブラウザやアプリのアップデートを怠らないこと、ウイルス対策だけでなくフィッシング対策が強化された総合セキュリティソフトを導入することも基本です。さらに、URLをよく確認し、「https」で始まっているか、ドメインが正規のものかをチェックする習慣をつけましょう。詐欺は日々進化しているため、最新情報を知ることも防御の一環です。多数のメールを受信する方は、迷惑メール対策を施し、不要なメールは開かないようにしましょう。

ESETの詐欺対策・防御力のしくみ

ESET HOME セキュリティは、クリックフィックス詐欺のような巧妙な手口にも対応しています。特に有効なのが「フィッシング対策機能」と「クラウドベースの脅威検出」です。「フィッシング対策機能」により、ユーザーが危険なリンクにアクセスした際に警告を表示し、被害を未然に防ぎます。「クラウドベースの脅威検出」では、世界中の端末から収集された脅威情報をもとに、偽CAPTCHA画面でユーザーが操作をした際、不正なスクリプトをリアルタイムで検知し、アクセスをブロックします。さらに、定期的なアップデートにより、最新の詐欺手口にも迅速に対応できるのが強みです。

安心への一歩・今すぐできる対策

信頼できる総合セキュリティソフトを導入することは、不安を払拭するための容易な方法です。ESET HOME セキュリティは、個人情報の保護、詐欺サイトへのアクセス検知、リアルタイム監視など、総合的な防御機能を備えているため、もしアクセスしてしまった場合も防御してくれます。加えて、家族全員が安心してインターネットを使えるよう、複数デバイス対応や保護者向け機能も充実しています。詐欺は「知らないこと」が最大のリスクです。この記事を読んだ今こそ、対策を始めるタイミングです。セキュリティソフトがすべての脅威を完全に防ぐわけではありませんが、最低限の備えとしてESET HOME セキュリティの導入をぜひご検討ください。
なお、最終的な判断は端末の利用者自身です。不審なものには手を出さず、不安な場合は家族や友人に相談するなど、日々の注意が重要です。