ESET Mail Security for Linux
- ESET Mail Security for Linux は、販売を終了しました。
製品サポートは2027年12月28日で終了します。詳細はこちらをご参照ください。
製品特長
ESET Mail Security for Linuxは、メールの通信経路上にて、危険なウイルスや迷惑メールからユーザーのメール環境を守るソフトウェア製品です。
軽快かつ高い検出率を実現するウイルス検出エンジンと迷惑メール対策エンジンにより、サーバーパフォーマンスへの影響を最小限に抑えながら、効果的な保護を提供します。
軽快な動作!シンプルなプログラムで安定稼動
ESET Mail Security for Linuxは、メールに対する保護として必要とされる「ウイルス対策」と「迷惑メール対策」という2つの機能で、シンプルに構成されています。
これにより無駄な処理を減らし、リソース消費を抑えることで、軽快な動作が生まれます。
また、余分な障害発生ポイントを持たないことで、安定稼動を実現します。
このプログラムに、ESET社が開発した軽快なスキャン動作のウイルス検出エンジンを搭載することにより、ESET Mail Security for Linuxは軽快に動作します。
高いウイルス検出率!クライアントPCで定評ある検出エンジンを搭載
ESET Mail Security for Linuxは既知のウイルスはもちろん、約20年間の開発実績/経験に基づく優れたヒューリスティック技術により亜種・新種のウイルスも検出可能な検出エンジンを搭載しています。
高いコストパフォーマンス!低コストでの導入が可能
ESET Mail Security for Linuxは、中小規模から大規模まで幅広く、導入していただきやすい価格でご提供しています。
構成例と検査の仕組み
ネットワーク構成
ESET Mail Security for Linuxは、メールサーバー上で動作します。
ネットワーク上の設置場所は、ESET Mail Security for Linuxで検査したいメールやサーバー用途などの条件によって、DMZ、LANのどちらに設置することも可能です。
なお、特にDMZに配置する場合には、同サーバー上のPostfixにて不正中継対策などのセキュリティ設定が必要です。
ESET Mail Security for Linuxサーバーの検査・配送の流れ(Postfix利用時)
- 1)PostfixがTCP/25ポートでメールを受信
- 2)Postfixがメールの形式や送信者(MAIL FROM)及び受信者(RCPT TO)などの妥当性を検証
- 3)メールの妥当性で問題がなければPostfixがESET Mail Security for LinuxのTCP/2526ポートへメール送信
- 4)ESET Mail Security for Linuxが設定に従いメールをウイルス検査・迷惑メール検査
- 5)メールの検査完了後に、ESET Mail Security for LinuxがPostfixのTCP/2525ポートへメール送信
- 6)Postfixが設定に従いメールを配信
- ※1 TCP/2526へメール送信後もセッション維持
- ※2 TCP/2525へ正常にメール送信完了後に※1のセッションを切断、異常時は※1のセッションにエラーコードを返し、メールはPostfixのメールキューに保存(ESET Mail Security for Linuxの障害によってメールロストを起こさないように、ESET Mail Security for Linuxはメールキューを持たない設計)
ウイルスメールをゲートウェイでチェックしたい
ESET Mail Security for Linuxでウイルスを検出した際の主な動作は以下の通りです。
ウイルス検出時のオリジナルメールに対する動作
- 該当のウイルスを駆除(削除)し、メールをユーザーに送信 (メールを隔離可能)
- メールを丸ごと削除し、送信者にエラー通知しない
- メールを丸ごと削除し、送信者に送信できなかった旨をエラー通知する
- メールには処理を加えず、メールサーバーのメールキューに溜める
ウイルス駆除後のメールに対する主な追加処理
- 件名にタグ(文字列)挿入
- メールヘッダにタグ(文字列)挿入
- 本文のフットノートにタグ(文字列)挿入
アラート通知
- ウイルス検出時に指定したメールアドレスにアラートメールを送信
- ※ ドメイン・アドレスごとに、上記ポリシールールを設定することも可能です。
迷惑メールをゲートウェイでチェックしたい
迷惑メール検出時の動作
- メールにX-header(Spamスコア)を追加し送信する
- メールを丸ごと削除し、送信者にエラー通知しない
- メールを丸ごと削除し、送信者に送信できなかった旨をエラー通知する
- メールには処理を加えず、メールサーバーのメールキューに溜める
迷惑メールに対する追加処理
- 件名にタグ(文字列)挿入
- ※ ドメイン・アドレスごとに、上記ポリシールールを設定することも可能です。