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ESET PROTECT

柔軟な運用を実現する管理者向けツール

クライアント端末のセキュリティ対策を端末利用者へ委ねた場合、セキュリティソフトが最新の状態に更新されなかったり、OSのアップデートが放置されて脆弱性が残された状態となるなど、セキュリティの管理運用が徹底されない場合があります。
また、端末トラブルの対応時には、電話やメールなどのやりとりだけでは端末の正確な情報をつかみにくく、解決まで時間がかかってしまうケースも考えられます。
そのため、セキュリティ対策の運用とサポートの両面から、端末管理の重要性が増しています。

オンプレミス型セキュリティ管理ツール「ESET PROTECT」は、Webブラウザーを利用した管理画面(ダッシュボード)でクライアント端末のセキュリティ対策状況を可視化します。

社内ネットワークに接続している端末であれば、セキュリティ管理者の操作による一元的なセキュリティ管理を実現できます。
「オンプレミスサーバーや利用中のIaaS環境で運用したい」「管理ツールのバージョンアップは自社でコントロールしたい」といった、オンプレミスでのセキュリティ管理のご要望にお応えします。

ESET PROTECT 構成図

ESET PROTECT構成図

特長

クライアント端末のセキュリティ対策状況を可視化

クライアント端末の検出エンジン適用状況(更新/未更新)やアラート(セキュリティリスク発生有無)を確認できます。
端末ごとの詳細情報を表示し、具体的なアラート内容やインストール済みアプリケーションの把握も可能です。
「検出エンジン(ウイルス定義データベース)が古い」など、特定条件でのグループ化も可能なため、問題のある端末をスムーズに特定できます。

クライアント端末のセキュリティ対策状況を可視化

セキュリティ管理者による一括指示が可能(設定変更/検査/アップデート)

Webブラウザーを利用した管理画面(ダッシュボード)から一括指示が可能です。
クライアント端末のグループ化が可能なため、特定部門に絞ったセキュリティ設定変更などの柔軟な運用が可能です。

一括指示(クライアントタスク)一例

  • 検出エンジンの詳細設定(ポリシー設定)
  • 検出エンジンのアップデート
  • コンピューターの検査(オンデマンド検査)
  • OSのアップデート

社内報告に活用できる充実したレポート機能

「ESET PROTECT」に標準搭載されているレポートテンプレートは、約120種類。
レポートテンプレートをもとに、貴社専用の独自レポートを作成いただけます。
作成したレポートレイアウトはダッシュボードへの表示も可能で、CSVやPDFでの出力にも対応しております。
レポートの自動作成や自動メール送信を活用いただくことで、継続的な端末管理運用を容易に構築できます。

「ESET PROTECT」の設定はセットアップ時のみ

「ESET PROTECT」には、インストーラーパッケージ作成機能が搭載されています。
作成したインストーラーをクライアント端末で実行すれば、「ESET PROTECT」をすぐに利用できます。
「ESET PROTECT」をセットアップした端末を配付すれば、端末利用開始後のセキュリティ対策状況把握はすべて、Webブラウザ管理コンソールから実施可能です。

ESET PROTECTの主な機能

クライアント管理機能

  • お客さまの環境に合わせた複数のクライアント展開方法(タスクによる展開、オールインワンインストーラーの利用など)
  • クライアント端末への設定配布(ポリシー機能)
  • 条件ごとにクライアント端末をグループ化して管理(静的グループ、条件による動的グループ)
  • クライアント管理画面で共通で使用できるタグを作成し、タグ毎にフィルタリングが可能(タグ機能)
  • クライアント端末での検出エンジンのアップデートやウイルス検査の実施(クライアントタスク機能)

ログ監視機能

  • ダッシュボード画面での全体状況の表示
  • クライアント端末の情報(コンピューター名やIPアドレス、OSなど)の収集、詳細表示
  • クライアント端末にインストールされたESET製品の情報(プログラム名や検出エンジンのバージョン、ウイルスログなどの各種ログなど)の収集、詳細表示
  • ウイルス検出やクライアント端末の状況の自動通知
  • レポートの作成(手動作成、スケジュール機能による自動作成)

サーバー運用管理機能

  • 管理サーバーの監視、監査機能
  • 複数の管理者に対するアクセス権の設定

クラウド型とオンプレミス型のセキュリティ管理ツールの違い

  ESET PROTECT Cloud(クラウド型) ESET PROTECT(オンプレミス型)
ホスト ESET社が管理するクラウド お客様の物理または仮想環境で運用
管理可能なデバイス数 50,000台まで管理可能 サーバーのハードウェア構成によって異なる
証明書 設定項目なし(ESET社管理) ユーザーによる設定・管理
ポリシー AgentはEPC専用のポリシー
Server、MDM等は無し
  • 接続間隔やポートなど設定変更不可
すべて設定可能
モバイルデバイス管理
  • モバイルデバイス管理は、既定でCloudMDMを使用して実行できます。
  • Androidデバイスの制限された入力の登録は、登録オプションとして使用できます。
  • モバイルデバイス管理はESET PROTECT MDM経由で使用できます。
  • 本機能は2022年末に限定サポートに移行、2024年にサポート終了いたします。詳細はこちらよりご確認ください。

その他の詳細はこちらよりご確認ください。

動作環境

ESET PROTECT

主なサポート対象OS 日本語 Microsoft
  • Windows Server 2012
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2022
Linux
  • Red Hat Enterprise Linux 7
  • CentOS 7
CPU 2.1GHz以上の64bitプロセッサ(ARMプロセッサーを除く)
メモリ 4GB以上
ハードディスク 20GB 以上の空き容量
Mobile Device Connector の推奨動作要件
  • CPU:64bitプロセッサ クアッドコア、2.5 GHz以上(ARMプロセッサーを除く)
  • メモリ:4GB
  • ハードディスク:100GB
  • ESET PROTECTサーバーとは別のサーバーへのインストールを推奨
ネットワーク接続 1 Gbit / 秒
対応データベース
  • Microsoft SQL Server 2014
  • Microsoft SQL Server 2016
  • Microsoft SQL Server 2017
  • Microsoft SQL Server 2019
  • MySQL 5.6 / 5.7 / 8.0
データベースサーバーの動作要件
  • CPU
    • 1.3GHz以上(推奨:2.0GHz以上)の32bitプロセッサ
      • Intel Pentium IV対応プロセッサ以上
    • 1.6GHz以上(推奨:2.0GHz以上)の64bitプロセッサ
      • AMD Opteron、AMD Athlon 64、Intel Xeon(Intel EM64Tサポート)、Intel Pentium IV(EM64Tサポート)
  • ハードディスク:10GB以上の空き容量
  • メモリ:2GB以上
必要ソフトウェア
  • ESET PROTECTサーバー(Windows版)
    • Microsoft .NET Framework 4
  • ESET PROTECT Webコンソール(Windows版)
    • Java 17(64bit)
    • Apache Tomcat 9 以上(64bit)
  • RD Sensor(Windows版)
    • WinPcap 4.1.0 以上
  • MDC(Windows版)
    • Microsoft .NET Framework 4
  • ESET PROTECTサーバー(Linux版)
    • openSSL 1.0.1e-30 以上(OpenSSL 3.xはサポート対象外)
    • mysql-connector-odbc 5.3.10/8.0.17
    • qtwebkit 2.0.X または 2.3.4 以上
    • xorg-x11-server-Xvfb
    • cifs-utils
    • krb5-workstation
    • samba
    • samba-winbind-clients
    • openldap-clients
    • cyrus-sasl-gssapi
    • cyrus-sasl-ldap
    • net-snmp-utils
    • policycoreutils-devel
    • 日本語フォント(任意のLinux用日本語フォント)
  • ESET PROTECT Webコンソール(Linux版)
    • Java 17(64bit)
    • Apache Tomcat 7/9 (64bit)
  • MDC(Linux版)
    • openSSL 1.0.1e-30 以上(OpenSSL 3.xはサポート対象外)
    • mysql-connector-odbc 5.3.10/8.0.17
その他(必須事項)
  • Microsoft Edge
  • Mozilla Firefox
  • Google Chrome
  • Safari
  • Opera
  • ESET PROTECT Cloud Webコンソール 対応Webブラウザー
ESET Management エージェント

ESET Management エージェントが対応しているOSについては、以下をご参照ください。

  • Windows / Mac / Linux Desktop / Android の対応状況についてはこちら
  • Windows Server / Linux Server の対応状況についてはこちら

なお、Linux版EM エージェントをインストールする場合、openSSL 1.0.1e-30 以上(OpenSSL 3.xはサポート対象外)が必須となります。

管理可能なクライアント用プログラム

管理可能なクライアント用プログラムについては、こちらにてご確認ください。

オンプレミス型セキュリティ管理ツール「ESET PROTECT」を利用できる ESET PROTECTソリューション

「ESET PROTECT」は複数のESET製品をまとめて管理し、包括的なエンドポイントセキュリティ対策を実現します。
「ESET PROTECT」は、以下のESET PROTECTソリューションにて利用できます。

以下の表はフリック操作でご覧ください。

  ESET PROTECT Essential Plus オンプレミス / カード画像 ESET PROTECT
Essential Plus
オンプレミス
ESET PROTECT Advanced オンプレミス / カード画像 ESET PROTECT
Advanced オンプレミス
ESET PROTECT Essential オンプレミス / カード画像 ESET PROTECT
Essential オンプレミス
ESET PROTECT Entry オンプレミス / カード画像 ESET PROTECT
Entry オンプレミス
クラウド型セキュリティ管理ツール 詳しくはこちら ----
オンプレミス型セキュリティ管理ツール 詳しくはこちら
基本的なエンドポイント保護 詳しくはこちら
総合的なエンドポイント保護 詳しくはこちら --
クラウドサンドボックス 詳しくはこちら --
フルディスク暗号化 詳しくはこちら ---
クラウドアプリケーションセキュリティ 詳しくはこちら ----
最小ライセンス数 10010066
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クラウド型セキュリティ管理ツール

クラウドベースの管理コンソールにより早期の環境導入と運用コスト低減を実現

どこからでも、どこにいてもエンドポイントを一元管理

オンプレミス型セキュリティ管理ツール

自社で管理サーバーを設置・運用したい方向け

自社インフラにあわせたクライアント端末の一元管理が可能

総合的なエンドポイント保護

ウイルス・スパイウェアなどのマルウェア対策のほか、ネットワーク保護、迷惑メール対策などクライアントPCに求められる総合的なエンドポイント保護対策を実現

基本的なエンドポイント保護

ウイルス・スパイウェアなどのマルウェア対策、フィッシング対策など、基本的なセキュリティ対策

クラウドサンドボックス

クラウドベースのサンドボックステクノロジーにより、ランサムウェアやゼロデイ攻撃からエンドポイントを保護

フルディスク暗号化

ディスク暗号化によりPC紛失盗難時の情報漏洩リスクを防ぐ

クラウドアプリケーションセキュリティ

Exchange Online / OneDrive / Microsoft Teams / SharePoint Online をマルウェアから保護する

スパムメール、フィッシングメールなどのメールベースの攻撃からユーザーを守る

サポート情報

よくある質問のご回答を、Q&A形式でご用意しております。