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ウイルス情報  
最新ウイルス定義ファイルバージョン : 12381
(2015/10/09 17:02)

最新ウイルス情報 : Win32/TrojanProxy.Skopa.B
公開日:2007年4月3日
このウイルスに関する危険度 :■■■□□

定義名称 Win32/TrojanProxy.Skopa.B
※このメッセージはシグネチャ検査による結果の場合に表示する名称です。
別名 Virus.Win32.Grum.a (Kaspersky)
種別 トロイの木馬
対応定義ファイル バージョン 2142
アドバンスドヒューリスティック検査による結果だった場合 このオリジナルのトロイを利用した亜種が検出された場合は、
「NewHeur_PE ウイルス」もしくは「Win32/TrojanProxy トロイの亜種」
という名称で警告が出ます。
影響受けるプラットフォーム Microsoft Windows
概要 Win32/TrojanProxy.Skopa.Bは、リモート制御でさまざまな電子メールを送信するトロイです。詳しい活動内容については、解説欄をご参照ください。

 

検出した場合の対処方法

常駐監視を行っているAMON、IMON、DMON、EMONによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、Windows のシステムの復元により修復しなければならない可能性があります。

解説での表記(用語)について

以下の説明文では、Windowsオペレーティングシステムがインストールされたディレクトリを%windir% と表記しており、インストール時の設定により異なる場合があります。%windir% のサブディレクトリである"System"や"System32"は %system% と表記しています。

解説

■侵入(インストレーション)について

Win32/TrojanProxy.Skopa.B トロイが実行されると、トロイは次のファイル名を使って自分自身を %temp% へコピーします。

   winlogon.exe

次のファイルをドロップします。

   system.dll

トロイのコードは実行中のプロセスにインジェクトします。また、トロイは、システムが開始される毎に実行できるよう、トロイは次のレジストリを修正します。

   [HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run]
" Firewall auto setup" = "%temp%\winlogon.exe"

さらに、次のレジストリにキーを登録します。

  HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\Desktop\host
   HKET_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\Security\host

トロイは、次のレジストリの修正をします。

   HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

次のファイルが削除されます。

   %system%\drivers\etc\hosts

■その他の情報

トロイは、インターネットからダウンロードした指示に従い電子メールメッセージを送信します。

トロイは、 rootkit のための一般的な技術を使用して、システムにてその存在を隠します。

トロイは、TCP 80番ポートを開けます。


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