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ウイルス情報  
最新ウイルス定義ファイルバージョン : 12381
(2015/10/09 17:02)

最新ウイルス情報 : Win32/TrojanProxy.Agent.NWT
公開日:2014年6月10日
このウイルスに関する危険度 :■■■□□

定義名称 Win32/TrojanProxy.Agent.NWT
シグネチャ検査による結果だった場合 Win32/TrojanProxy.Agent.NWT
別名 Trojan-Proxy.Win32.Bunitu.gc(Kaspersky)、TrojanProxy:.Win32/Bunitu.F(Microsoft)、Proxy.BCXV.trojan(AVG)、TR/Downloader.A.3310(Avira)
種別 トロイの木馬
アドバンスドヒューリスティック検査による結果だった場合 このオリジナルのトロイを利用した新種、亜種が検出された場合は、「NewHeur_PE」もしくは「Win32/TrojanProxy.Agent.NWTの亜種 トロイの木馬」という名称で警告が出ます。
対応時期 バージョン9755(20140504)以降
影響を受けるプラットフォーム Microsoft Windows
概要 このトロイの木馬はプロキシサーバーとして機能します。詳しい活動内容については、解説欄をご参照ください。

検出した場合の対処方法

常駐監視を行っている各検査プログラムによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、Windows のシステムの復元により修復しなければならない可能性があります。

対象のファイルが身に覚えのないファイル名の場合は、そのファイル自身がウイルスそのものである可能性が高いので、駆除ではなくすべて削除をしてください。これにより2次感染、3次感染を防げます。また、自分が作成したデータ等に感染していた場合は、駆除が可能な場合もありますが、駆除のボタンが押せない状態もしくは駆除しても失敗する場合は、すでに元のデータの戻せない状態までデータが書き換えられている場合もあります。この場合もすべて削除してください。

解説での表記(用語)について

以下の説明文では、Windowsオペレーティングシステムがインストールされたディレクトリを%windir% と表記しており、インストール時の設定により異なる場合があります。%windir% のサブディレクトリである"System"や"System32"は %system% と表記しています。

解説


■侵入(インストレーション)について
このトロイの木馬は、自身のコピーを作成しません。

通常は別のマルウェアの一部です。

通常は次のフォルダー内で検出されます。

%localappdata%


その際、次のファイル名を使用します。

%variable%.dll


%variable%には可変の文字列が入ります。

■情報の取得
このトロイの木馬は、次の情報を収集します。

開いているTCPポート番号


収集した情報をリモートのコンピューターに送信しようとします。

3つのURLを保持しています。

リモートのコンピューターの次のポートに接続しようとします。

53


■その他の情報
このトロイの木馬はプロキシサーバーとして機能します。

次のレジストリーエントリーを作成します。

[HKLM\SYSTEM\ControlSet001\Services\SharedAccess\Parameters\FirewallPolicy\StandardProfile\AuthorizedApplications\List]
"%localappdata%\%variable%.dll" = "%localappdata%\%variable%.dll:*:Enabled:%variable%"


これにより、Windowsファイアウォールに例外が設定され、トロイの木馬による通信が許可されます。

%variable%には可変の文字列が入ります。

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