検出した場合の対処方法
常駐監視を行っている各検査プログラムによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、Windowsのシステムの復元により修復しなければならない可能性があります。
対象のファイルが身に覚えのないファイル名の場合は、そのファイル自身がウイルスそのものである可能性が高いので、駆除ではなくすべて削除をしてください。これにより2次感染、3次感染を防げます。また、自分が作成したデータ等に感染していた場合は、駆除が可能な場合もありますが、駆除のボタンが押せない状態もしくは駆除しても失敗する場合は、すでに元のデータの戻せない状態までデータが書き換えられている場合もあります。この場合もすべて削除してください。
解説での表記(用語)について
以下の説明文では、Windowsオペレーティングシステムがインストールされたディレクトリを%windir%と表記しており、インストール時の設定により異なる場合があります。%windir%のサブディレクトリである"System"や"System32"は%system%と表記しています。
解説
■侵入(インストレーション)について
このトロイの木馬は、次のファイルを作成します。
%localappdata%\Google\Chrome\User Data\Default\Extensions\%variable%\1.0_0\background.html (88 B)
%localappdata%\Google\Chrome\User Data\Default\Extensions\%variable%\1.0_0\content.js (9085 B)
%localappdata%\Google\Chrome\User Data\Default\Extensions\%variable%\1.0_0\manifest.json (758 B
%localappdata%\Google\Chrome\User Data\Default\Extensions\%variable%\1.0_0\plugin.dll (573440 B
%variable%には可変の文字列が入ります。
■情報の取得
このトロイの木馬は個人情報を盗み出します。
特定のサイトへのアクセスに使用された情報を収集します。
次の情報を収集します。
アクセスしたURL
HTMLフォームの内容
cookie
次のプログラムが影響を受けます。
Google Chrome
収集した情報をリモートのコンピューターに送信しようとします。
■その他の情報
このトロイの木馬は、インターネットもしくは独自ネットワーク(ボットネット)のコンピューターからデータや次の行動についての命令を受け取ります。
次を実行します。
ネットワークトラフィックを監視する
ネットワークトラフィックを改ざんする
特定のWebサイトへのアクセスを遮断する
スクリーンショットを作成する
ユーザーのデスクトップ上の操作を動画としてキャプチャする
アプリケーションのウィンドウを表示する/非表示にする
収集した情報を送信する
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