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ウイルス情報  
最新ウイルス定義ファイルバージョン : 12381
(2015/10/09 17:02)

最新ウイルス情報 : Win32/Rootkit.Avatar
公開日:2013年6月12日
このウイルスに関する危険度 :■■□□□

定義名称 Win32/Rootkit.Avatar
シグネチャ検査による結果だった場合 Win32/Rootkit.Avatar
種別 トロイの木馬
アドバンスドヒューリスティック検査による結果だった場合 このオリジナルのトロイを利用した新種、亜種が検出された場合は、「NewHeur_PE」もしくは「Win32/Rootkit.Avatar トロイの木馬の亜種」という名称で警告が出ます。
対応時期 バージョン8218(20130411)以降
影響を受けるプラットフォーム Microsoft Windows
概要 このトロイの木馬は、インターネットから別のマルウェアをダウンロードしようとします。rootkitによく見られる手法を用いています。詳しい活動内容については、解説欄をご参照ください。

検出した場合の対処方法

常駐監視を行っている各検査プログラムによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、Windowsのシステムの復元により修復しなければならない可能性があります。

対象のファイルが身に覚えのないファイル名の場合は、そのファイル自身がウイルスそのものである可能性が高いので、駆除ではなくすべて削除をしてください。これにより2次感染、3次感染を防げます。また、自分が作成したデータ等に感染していた場合は、駆除が可能な場合もありますが、駆除のボタンが押せない状態もしくは駆除しても失敗する場合は、すでに元のデータの戻せない状態までデータが書き換えられている場合もあります。この場合もすべて削除してください。

解説での表記(用語)について

以下の説明文では、Windowsオペレーティングシステムがインストールされたディレクトリを%windir%と表記しており、インストール時の設定により異なる場合があります。%windir%のサブディレクトリである"System"や"System32"は%system%と表記しています。

解説


■侵入(インストレーション)について
このトロイの木馬は、自身のコピーを作成しません。

■実行ファイルへの感染について
このトロイの木馬は実行ファイルに感染します。

次の拡張子を持つファイルを探します。

.sys


次のフォルダーに保存されているファイルに感染します。

%windir%\system32\drivers\


その後、自身をコンピューターから削除します。

■その他の情報
このトロイの木馬は、インターネットもしくはボットネットのコンピューターからデータや活動についての命令を受け取ります。

2つのURLを保持しています。通信にはHTTPプロトコルが使用されます。

次を実行します。

リモートのコンピューターもしくはインターネットからファイルをダウンロードする
実行ファイルを実行する


管理者としてのアクセス権を取得するため、次の脆弱性を悪用しようとします。

MS11-080 (http://technet.microsoft.com/en-us/security/bulletin/ms11-080)


avcmd.dllライブラリーは、次のプロセスにインジェクトされる場合があります。

svchost.exe


次のWindows APIのプログラムコードを改ざんします。

MiProtectVirtualMemory (ntoskrnl.exe, ntkrnlmp.exe, ntkrnlpa.exe, ntkrpamp.exe)
MmCopyVirtualMemory (ntoskrnl.exe, ntkrnlmp.exe, ntkrnlpa.exe, ntkrpamp.exe)
NtQueryVirtualMemory (ntoskrnl.exe, ntkrnlmp.exe, ntkrnlpa.exe, ntkrpamp.exe)


次のアプリケーションが検出された場合は、直ちに自身を終了します。

VMware Workstation




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