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ウイルス情報  
最新ウイルス定義ファイルバージョン : 12381
(2015/10/09 17:02)

最新ウイルス情報 : Win32/RJump.A
公開日:2007年8月9日
このウイルスに関する危険度 :■■□□□

名称 Win32/RJump.A
別名 RJump.A, Backdoor.Rajump, W32/Jisx.A.worm, W32/RJump.A!worm, W32/RJump.worm, W32/RJump-C, Win32/RJump.A, Win32/RJump.A!Worm, Worm.RJump.A, Worm.Win32.RJump.a, Worm/Rjump.E, WORM_SIWEOL.B
種別 ワーム
対応定義ファイル バージョン 1.1581 ~
シグネチャ検査による結果だった場合 Win32/RJump.A ワーム
アドバンスドヒューリスティック検査による結果だった場合 このオリジナルのワームを利用した新種、亜種が検出された場合は、
「NewHeur_PE ウイルス」もしくは「Win32/RJump ワームの亜種」
という名称で警告が出ます。
影響受けるプラットフォーム Microsoft Windows
概要 Win32/RJump.A ワームは、バックドアを開けるトロイの役割も持っており、外部ハードディスク、デジタルカメラ、移動電話、USBメモリ、その他大きい容量を持つ記憶媒体に感染を広げるワームです。詳しい活動内容については、解説欄をご参照ください。

 

検出した場合の対処方法

常駐監視を行っているAMON、IMON、DMON、EMONによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、Windows のシステムの復元により修復しなければならない可能性があります。

対象のファイルが身に覚えのないファイル名の場合は、そのファイル自身がウイルスそのものである可能性が高いので、駆除ではなくすべて削除をしてください。これにより2次感染、3次感染を防げます。また、自分が作成したデータ等に感染していた場合は、駆除が可能な場合もありますが、駆除のボタンが押せない状態もしくは駆除しても失敗する場合は、すでに元のデータの戻せない状態までデータが書き換えられている場合もあります。この場合もすべて削除してください。

解説での表記(用語)について

以下の説明文では、Windowsオペレーティングシステムがインストールされたディレクトリを%windir% と表記しており、インストール時の設定により異なる場合があります。%windir% のサブディレクトリである"System"や"System32"は %system% と表記しています。

解説

■侵入(インストレーション)について

Win32/RJump.A ワームが実行されると、ワームは自分自身を、次の場所へコピーします。

   %windir%\ravmon.exe
%windir%\ravmonlog

ravmonlog は、ワームがインターネットの接続において使用するためのポートのリストが含まれています。

ワームは、システムが開始される毎に実行できるよう、次のレジストリを登録します。このキーには、ワームが実行する場所を含んでいます。

  

HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
RavAV = c:\windows\RavMon.exe

また、Windows ファイアウォールを避けるために、NETSHコマンドを利用して適当なポート番号をWindows ファイアウォールの例外設定に追加されます。

  

c:\windows\system32\cmd.exe /c
netsh firewall add portopening TCP [ port ] NortonAV

リモートユーザーに感染したコンピュータの情報を送信するために、以下のサイトの1つの接続を確立します。

  

HTTP: //natrocket 9966 org:5288/
HTTP: //natrocket kmip net:5288/
HTTP: //natrocket kmip net:5288/
HTTP: //to scipaper kmip net:80/

■拡散について

ワームは、すべてのドライブ構成の固定ディスクとリムーバブルディスクを調べます。そして、各ドライブのルートディレクトリに拡散するためのワームのアーカイブを作成します。

 


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