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ウイルス情報  
最新ウイルス定義ファイルバージョン : 12381
(2015/10/09 17:02)

最新ウイルス情報 : Win32/Oficla.HE
公開日:2014年5月16日
このウイルスに関する危険度 :■■■■□

定義名称 Win32/Oficla.HE
シグネチャ検査による結果だった場合 Win32/Oficla.HE
別名 Trojan.Win32.Oficla.cxo(Kaspersky)、SpyAgent-br.dll.trojan(McAfee)、Trojan:Win32/Oficla.AC(Microsoft)、Trojan.Sasfis(Symantec)、Win32:Oficla-AI(Avast)、Trojan.Oficla.AE(BitDefender)
種別 トロイの木馬
アドバンスドヒューリスティック検査による結果だった場合 このオリジナルのトロイを利用した新種、亜種が検出された場合は、「NewHeur_PE」もしくは「Win32/Oficla.HEの亜種 トロイの木馬」という名称で警告が出ます。
対応時期 バージョン5134(20100521)以降
影響を受けるプラットフォーム Microsoft Windows
概要 このトロイの木馬は、インターネットから別のマルウェアをダウンロードしようとします。リモートからコントロールが可能です。通常は別のマルウェアの一部です。詳しい活動内容については、解説欄をご参照ください。

検出した場合の対処方法

常駐監視を行っている各検査プログラムによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、Windows のシステムの復元により修復しなければならない可能性があります。

対象のファイルが身に覚えのないファイル名の場合は、そのファイル自身がウイルスそのものである可能性が高いので、駆除ではなくすべて削除をしてください。これにより2次感染、3次感染を防げます。また、自分が作成したデータ等に感染していた場合は、駆除が可能な場合もありますが、駆除のボタンが押せない状態もしくは駆除しても失敗する場合は、すでに元のデータの戻せない状態までデータが書き換えられている場合もあります。この場合もすべて削除してください。

解説での表記(用語)について

以下の説明文では、Windowsオペレーティングシステムがインストールされたディレクトリを%windir% と表記しており、インストール時の設定により異なる場合があります。%windir% のサブディレクトリである"System"や"System32"は %system% と表記しています。
%originalvalue%は、元の値を表記しています。

解説


■侵入(インストレーション)について
このトロイの木馬は、実行時に自身を次の場所にコピーします。

%system%\yise.ero


システムが起動するたびに実行されるよう、次のレジストリーエントリーを登録します。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon]
"Shell" = "%originalvalue% rundll32.exe yise.ero mpgyjp"


次のプロセスを起動します。

svchost.exe


この実行中のプロセスに自身のコードを挿入して新たなスレッドを作成、実行します。

■その他の情報
このトロイの木馬は、リモートのコンピューターもしくはインターネットからデータや命令を受け取ります。

1つのURLを保持しています。通信にはHTTPプロトコルが使用されます。

次を実行します。

リモートのコンピューターもしくはインターネットからファイルをダウンロードする
実行ファイルを実行する
自身をバージョンアップする


次のレジストリーキーにあるさまざまな情報を保持します。

[HKEY_CLASSES_ROOT\idid]


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