■侵入(インストレーション)について
Win32/Inject.NAF トロイが実行されると、%temp%に次のファイルをドロップします。
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sy.exe (7940 B) |
%system%フォルダに次のファイルもドロップします。
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rpcrt2.dll (5061 B)
rpcInit.exe (1900 B) |
ライブラリ rpcrt2.dllは、次のファイルにインジェクトします。
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iexplore.exe |
感染ファイルが毎回実行できるようにするために、次のレジストリが登録されます。
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[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\
policies\Explorer\Run]
"rpcinit" = "%system%\rpcInit.exe" |
■その他の情報
%system%\rpcrt2.dll はバックドアです。このバックドアが実行されるとリモート操作が可能になり、次の行動が可能になることが確認されています。
・実行中のプロセスを停止
・ファイルの実行
・リモート先へ実行中のプロセスのリストを送信
・ファイル属性の設定
・フォルダの作成
・ファイルの移動
・インターネットもしくはリモート先からファイルのダウンロード
・リモート先へファイルを送信
・リモート先へディスク装置や種類のリストを送信 |