最新ウイルス定義ファイルバージョン : 12381
(2015/10/09 17:02)
最新ウイルス情報 : Win32/Fbphotofake.A
公開日:2010年12月16日
このウイルスに関する危険度 :
■■■□□
定義名称
Win32/Fbphotofake.A
シグネチャ検査による結果だった場合
Win32/Fbphotofake.A
別名
Hacktool.Spammer(Symantec)、Spammer:Win32/Fbphotofake.A(Microsoft)
種別
ワーム
アドバンスドヒューリスティック検査による結果だった場合
このオリジナルのトロイを利用した新種、亜種が検出された場合は、「NewHeur_PE」もしくは「Win32/Fbphotofake.A ワームの亜種」という名称で警告が出ます。
対応時期
バージョン5586(20101102)以降
影響を受けるプラットフォーム
Microsoft Windows
概要
このワームは、ソーシャルネットワーキングサイトを介して感染を広げます。通常は別のマルウェアの一部です。詳しい活動内容については、解説欄をご参照ください。
検出した場合の対処方法
常駐監視を行っている各検査プログラムによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、Windowsのシステムの復元により修復しなければならない可能性があります。
対象のファイルが身に覚えのないファイル名の場合は、そのファイル自身がウイルスそのものである可能性が高いので、駆除ではなくすべて削除をしてください。これにより2次感染、3次感染を防げます。また、自分が作成したデータ等に感染していた場合は、駆除が可能な場合もありますが、駆除のボタンが押せない状態もしくは駆除しても失敗する場合は、すでに元のデータの戻せない状態までデータが書き換えられている場合もあります。この場合もすべて削除してください。
解説での表記(用語)について
以下の説明文では、Windowsオペレーティングシステムがインストールされたディレクトリを%windir%と表記しており、インストール時の設定により異なる場合があります。%windir%のサブディレクトリである"System"や"System32"は%system%と表記しています。
%appdata%は、マイドキュメント以下のApplication Dataディレクトリを表記しています。
解説
■侵入(インストレーション)について
このワームは、実行時に自身を次の場所にコピーします。
%appdata%\%variable1%.exe
Windowsのタスク(タスクスケジューラ)に、次のコマンドが繰り返し実行できるよう登録します。
%appdata%\%variable1%.exe
次のレジストリを設定する場合があります。
HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\facebook]
"Login" = "%variable2%"
"Password" = "%variable3%"
"Count" = %number1%
"%variable4%" = %number2%
[HKEY_CURRENT_USER\Software\facebook]
"Login" = "%variable2%"
"Password" = "%variable3%"
"Count" = %number1%
"%variable4%" = %number2%
%variable1-4%と%number1-2%は、可変の文字列が入ります。
■感染について
このワームは、既に感染したコンピュータからソーシャルネットワークを悪用して、登録されているユーザーの「友人」にメッセージを送信することで感染を広げます。
メッセージにはマルウェアが仕掛けられたWebサイトへのリンクが記載されています。
次のソーシャルネットワーキングサイトが影響を受けます。
Facebook
■その他の情報
このワームは、リモートのコンピュータもしくはインターネットからデータや命令を受け取ります。
このワームは1つのURLを保持しています。
通信にはHTTPプロトコルが使用されます。