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ウイルス情報  
最新ウイルス定義ファイルバージョン : 12381
(2015/10/09 17:02)

最新ウイルス情報 : Win32/Emotet.AD
公開日:2015年4月23日
このウイルスに関する危険度 :■■□□□

定義名称 Win32/Emotet.AD
シグネチャ検査による結果だった場合 Win32/Emotet.AD
別名 Trojan.Win32.Inject.upww(Kaspersky)、Trojan:Win32/Emotet.G(Microsoft)、Trojan.Zbot(Symantec)、TR/Dropper.VB.28240(Avira)
種別 トロイの木馬
アドバンスドヒューリスティック検査による結果だった場合 このオリジナルのトロイを利用した新種、亜種が検出された場合は、「NewHeur_PE」もしくは「Win32/Emotet.ADの亜種 トロイの木馬」という名称で警告が出ます。
対応時期 バージョン11142(20150208)以降
影響を受けるプラットフォーム Microsoft Windows
概要 これは、リモートからコントロール可能なバックドア型のトロイの木馬です。詳しい活動内容については、下記をご参照ください。


検出した場合の対処方法

常駐監視を行っている各検査プログラムによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、Windows のシステムの復元により修復しなければならない可能性があります。

対象のファイルが身に覚えのないファイル名の場合は、そのファイル自身がウイルスそのものである可能性が高いので、駆除ではなくすべて削除をしてください。これにより2次感染、3次感染を防げます。また、自分が作成したデータ等に感染していた場合は、駆除が可能な場合もありますが、駆除のボタンが押せない状態もしくは駆除しても失敗する場合は、すでに元のデータの戻せない状態までデータが書き換えられている場合もあります。この場合もすべて削除してください。

解説での表記(用語)について

以下の説明文では、環境変数を利用して各ファイルやディレクトリへのパスを表記しています。
例:
%windir% : Windowsオペレーティングシステムがインストールされたディレクトリのパス(インストール時の設定により異なる場合があります)。
%system% : %windir% のサブディレクトリである"System"や"System32"のパス。
%malwarefilepath% : マルウェアプログラムまでのパス。
%malwarefilename% : マルウェアプログラムまでのファイル名。

その他に関しては、以下のページも参考にしてください。
Microsoft Malware Protection Center - Malware help
Common Folder variables

解説


■侵入(インストレーション)について
このトロイの木馬は、実行時に自身を次の場所にコピーします。

%localappdata%\{%variable%}.exe


%variable%には可変の文字列が入ります。

システムが起動するたびに実行されるよう、次のレジストリーエントリーを登録します。

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run]
"{%variable%}" = "%localappdata%\{%variable%}.exe"


自身の残りのコンポーネントをダウンロードします。

インストール終了後、元の実行ファイルを削除します。

次のプロセスに自身のプログラムコードを挿入して新たなスレッドを作成、実行します。

explorer.exe


実行中のプロセスに自身のプログラムコードを挿入して新たなスレッドを作成、実行する場合があります。

■情報の取得
このトロイの木馬は、次の情報を収集します。

OSのバージョン
コンピューター名

ボリュームシリアル番号
特定のアプリケーション/サービスのログインユーザー名
特定のアプリケーション/サービスのログインパスワード
FTPアカウント情報


ユーザーが特定のWebサイトを閲覧中に個人情報を収集します。

次のプログラムが影響を受けます。

Google Chrome
Internet Explorer
Mozilla Firefox


収集した情報をリモートのコンピューターに送信しようとします。

■その他の情報
このトロイの木馬は、リモートのコンピューターもしくはインターネットからデータや命令を受け取ります。

14のURLを保持しています。通信にはHTTPプロトコルが使用されます。

次を実行します。

リモートのコンピューターもしくはインターネットからファイルをダウンロードする
実行ファイルを実行する
プロキシサーバーを設定する
リクエストされたファイルを送信する
Webサイトのコンテンツを改ざんする
実行中のプロセスの一覧をリモートのコンピューターに送信する
自身をアンインストールする


次のレジストリーキーにあるさまざまな情報を保持します。

[HKEY_CURRENT_USER\Identities\{%variable%}\A\(Default)]
[HKEY_CURRENT_USER\Identities\{%variable%}\C\G]
[HKEY_CURRENT_USER\Identities\{%variable%}\C\P]
[HKEY_CURRENT_USER\Identities\{%variable%}\B]


%variable%には可変の文字列が入ります。

次のWindows APIをフックして、入力データやメッセージを横取りします。

closesocket (ws2_32.dll)
connect (ws2_32.dll)
HttpOpenRequestW (wininet.dll)
HttpQueryInfoA (wininet.dll)
HttpSendRequestExW (wininet.dll)
HttpSendRequestW (wininet.dll)
InternetCloseHandle (wininet.dll)
InternetQueryDataAvailable (wininet.dll)
InternetReadFile (wininet.dll)
InternetReadFileExA (wininet.dll)
InternetReadFileExW (wininet.dll)
LdrLoadDll (ntdll.dll)
NtClose (ntdll.dll)
NtCreateThread (ntdll.dll)
NtCreateUserProcess (ntdll.dll)
PR_Close (nss3.dll)
PR_OpenTCPSocket (nss3.dll)
PR_Read (nss3.dll)
PR_Write (nss3.dll)
recv (ws2_32.dll)
send (ws2_32.dll)
WSASend (ws2_32.dll)


32ビットおよび64ビット両方のプログラムのコンポーネントを保持しています。

次の偽のエラーメッセージを表示する場合があります。

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