検出した場合の対処方法
常駐監視を行っている各検査プログラムによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、Windowsのシステムの復元により修復しなければならない可能性があります。
対象のファイルが身に覚えのないファイル名の場合は、そのファイル自身がウイルスそのものである可能性が高いので、駆除ではなくすべて削除をしてください。これにより2次感染、3次感染を防げます。また、自分が作成したデータ等に感染していた場合は、駆除が可能な場合もありますが、駆除のボタンが押せない状態もしくは駆除しても失敗する場合は、すでに元のデータの戻せない状態までデータが書き換えられている場合もあります。この場合もすべて削除してください。
解説での表記（用語）について
以下の説明文では、Windowsオペレーティングシステムがインストールされたディレクトリを%windir%と表記しており、インストール時の設定により異なる場合があります。%windir%のサブディレクトリである"System"や"System32"は%system%と表記しています。
%temp%はWindowsオペレーティングシステムのテンポラリディレクトリを表記しています。
%userprofile%は、ユーザーのマイドキュメントディレクトリを表記しています。
%systemdrive%は、システムドライブを表記しています。
解説
■侵入（インストレーション）について
このトロイの木馬は、実行時に次のフォルダーを作成します。
%systemdrive%\Program files\MSDN
次のファイルを作成する場合があります。
C:\sysLoad
C:\sys13
%systemdrive%\Program files\MSDN\lhl13.sys
%systemdrive%\Program files\MSDN\hehex.sys
%systemdrive%\Program files\MSDN\000000001
次のシステムドライバーをインストールする場合があります（パス、名前）。
%systemdrive%\Program files\MSDN\lhl13.sys, softDeamontt
%systemdrive%\Program files\MSDN\hehex.sys, lhlh1314
次のファイルを自身のコピーで置き換えようとします。
%system%\lpk.dll
%system%\wmnetmgr.dll
次のプロセスに自身のプログラムコードを挿入して新たなスレッドを作成、実行します。
explorer.exe
■その他の情報
このトロイの木馬は、さまざまなセキュリティソフトウェアを終了させます。
次のプログラムを終了させます。
360rp.exe
360Safe.exe
360safebox.exe
360sd.exe
360tray.exe
avp.exe
bdagent.exe
ccSvcHst.exe
drwebscd.exe
egui.exe
ekrn.exe
guiyingfix.exe
knsd.exe
knsdsvc.exe
knsdsve.exe
knsdtray.exe
KSafeSvc.exe
KSafeTray.exe
KSWebShield.exe
KVExpert.exe
KVMonXp.exe
KVSrvXP.exe
kwstray.exe
kxedefend.exe
kxesapp.exe
kxescore.exe
kxeserv.exe
kxetray.exe
livesrv.exe
McNASvc.exe
MpfSrv.exe
MPMon.exe
MPSVC.exe
MPSVC1.exe
MPSVC2.exe
nod32krn.exe
Rav.exe
RavMonD.exe
RegGuide.exe
RsAgent.exe
RsCopy.exe
RsMain.exe
RsTray.exe,
safeboxTray.exe
SfCtlCom.exe
spiderml.exe
spiderui.exe
TMAS_OEMon.exe
TmPfw.exe
TmProxy.exe
upsvc.exe
ZhuDongFangYu.exe
次のフォルダーに保存されたファイルを削除する場合があります。
%temp%
D:\history
%userprofile%\Local Settings\Temporary Internet Files
1つのURLを保持しています。そのURLからファイルをダウンロードしようとします。
ダウンロードしたファイルを次の場所に保存します。
%temp%\%variable%.exe
このファイルを実行します。
%variable%には可変の文字列が入ります。
通信にはHTTPプロトコルが使用されます。
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