検出した場合の対処方法
常駐監視を行っている各検査プログラムによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、Windowsのシステムの復元により修復しなければならない可能性があります。
対象のファイルが身に覚えのないファイル名の場合は、そのファイル自身がウイルスそのものである可能性が高いので、駆除ではなくすべて削除をしてください。これにより2次感染、3次感染を防げます。また、自分が作成したデータ等に感染していた場合は、駆除が可能な場合もありますが、駆除のボタンが押せない状態もしくは駆除しても失敗する場合は、すでに元のデータの戻せない状態までデータが書き換えられている場合もあります。この場合もすべて削除してください。
解説での表記（用語）について
以下の説明文では、Windowsオペレーティングシステムがインストールされたディレクトリを%windir%と表記しており、インストール時の設定により異なる場合があります。%windir%のサブディレクトリである"System"や"System32"は%system%と表記しています。
%hexvalue%は、16進数の値を表記しています。
解説
■侵入（インストレーション）について
このトロイの木馬は、実行時に次のファイルを作成します。
%folder%\%variable1%.exe (40960 B)
%folder%\%variable2%.dll (229376 B)
%folder%\%variable3%.dll (57344 B)
%folder%\c_%variable4%.nls (224 KB)
%folder%\c_%variable5%.nls (397 B)
%folder%\c_%variable6%.nls (413 B)
%folder%\c_%variable7%.nls (411 B)
%folder%\c_%variable8%.nls (4092 B)
%folder%\%variable9%\inf%variable9%.dat
%folder%は次の文字列のいずれかになります。
%windir%\SysWow64
%system%
%variable1-9%には可変の文字列が入ります。
Windowsのタスク（タスクスケジューラ）に、次のコマンドが繰り返し実行できるよう登録します。
%folder%\%variable1%.exe (40960 B)
"%folder%\%variable2%.dll"というファイルをInternet ExplorerのBHOモジュールとして登録します。
次の名前を使用します。
Groove GFS Browser Helper
Windows Live ID Sign-in Helper
Groove Folder Synchronization
Adobe PDF Link Helper
Java(tm) Plug-In 2 SSV Helper
次のレジストリーを登録します。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion]
"RegistrationID" = "%hexvalue%"
■その他の情報
このトロイの木馬は、検索エンジンでの検索結果を改ざんします。
次のサービスが影響を受けます。
Google
Facebook
Bing
Yahoo
AOL
Wikipedia
Twitter
収集した情報をインターネット上のリモートのコンピューターに送信する場合があります。
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