検出した場合の対処方法
常駐監視を行っている各検査プログラムによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、Time Machine等のソフトウェアを使用してシステムの復元により修復しなければならない可能性があります。
対象のファイルが身に覚えのないファイル名の場合は、そのファイル自身がウイルスそのものである可能性が高いので、駆除ではなくすべて削除をしてください。これにより2次感染、3次感染を防げます。また、自分が作成したデータ等に感染していた場合は、駆除が可能な場合もありますが、駆除のボタンが押せない状態もしくは駆除しても失敗する場合は、すでに元のデータの戻せない状態までデータが書き換えられている場合もあります。この場合もすべて削除してください。
解説
■侵入(インストレーション)について
このトロイの木馬は、実行時に次のフォルダーを作成します。
/Library/Application Support/google
次のファイルを作成します。
/Library/Application Support/google/startp
/tmp/t.plist
/tmp/google.tmp
次のファイルのコピーを作成します。(コピー元、コピー先)
/tmp/t.plist,
%home%/Library/LaunchAgents/www.google.com.tstart.plist
次のファイルを削除します。
/tmp/t.plist
次のファイルを実行します。
/Library/Application Support/google/startp
■その他の情報
このバックドア型のトロイの木馬は、インターネットもしくはボットネットのコンピューターからデータや活動についての命令を受け取ります。
1つのIPアドレスを保持しています。リモートのコンピューターの次のポートに接続しようとします。
80
通信にはTCPプロトコルが使用されます。
次を実行します。
リモートのコンピューターもしくはインターネットからファイルをダウンロードする
ファイルをリモートのコンピューターに送信する
さまざまなファイルシステム操作を行う
シェルコマンドを実行する
特定のドライブに保存されているファイルの一覧をリモートのコンピューターに送信する
コマンドの例を次に示します。
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