検出した場合の対処方法
常駐監視を行っている各検査プログラムによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、Time Machine等のソフトウェアを使用してシステムの復元により修復しなければならない可能性があります。
対象のファイルが身に覚えのないファイル名の場合は、そのファイル自身がウイルスそのものである可能性が高いので、駆除ではなくすべて削除をしてください。これにより2次感染、3次感染を防げます。また、自分が作成したデータ等に感染していた場合は、駆除が可能な場合もありますが、駆除のボタンが押せない状態もしくは駆除しても失敗する場合は、すでに元のデータの戻せない状態までデータが書き換えられている場合もあります。この場合もすべて削除してください。
解説
■侵入(インストレーション)について
このトロイの木馬は、実行時に、自分自身を下記のファイル名をコピーを作成します。
/Users/%username%/%bundlename%.app
このトロイの木馬は下記のファイルを実行します。
/bin/sh -c open -a /Users/%username%/%bundlename%.app
このトロイの木馬は、システムが起動時に実行するよう、下記のファイルを変更します。
/Users/%username%/Library/Preferences/com.apple.loginitems.plist
■情報の盗み取り
OSX/Kitm.Aは、個人情報をはじめとして、クレジットカードなどの重要な情報を盗み取ります。
このトロイの木馬、下記の情報を収集します。
画面コピー
このトロイの木馬は、収集した情報をリモートコンピュータに送信する可能性があります。
このトロイの木馬には、2つのURLが登録されています。HTTPプロトコルが使用されます。
■その他の情報
下記の操作を実行する可能性があります。
リモートコンピュータにファイルを送信する。
実行ファイルを起動する。
収集した情報を送信する。
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