検出した場合の対処方法
常駐監視を行っている各検査プログラムによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、Time Machine等のソフトウェアを使用してシステムの復元により修復しなければならない可能性があります。
対象のファイルが身に覚えのないファイル名の場合は、そのファイル自身がウイルスそのものである可能性が高いので、駆除ではなくすべて削除をしてください。これにより2次感染、3次感染を防げます。また、自分が作成したデータ等に感染していた場合は、駆除が可能な場合もありますが、駆除のボタンが押せない状態もしくは駆除しても失敗する場合は、すでに元のデータの戻せない状態までデータが書き換えられている場合もあります。この場合もすべて削除してください。
解説
■侵入(インストレーション)について
このトロイの木馬は、自身のコピーを作成しません。
自身をログイン項目のリストに追加します。
これにより、システムが起動するたびに実行されるようになります。
次のファイルにあるさまざまな情報を保持します。
FileBackup.ini
■情報の取得
このトロイの木馬は個人情報を盗み出します。
次の情報を収集します。
ファイルの内容
次の拡張子を持つファイルをローカルドライブで探します。
.txt
.doc
.docx
.eml
.emlx
.fdf
.fdr
.pdf
.jpg
.jpeg
.xls
.xlsx
.fdx
.idx
.knt
.kwd
.log
.lst
.lwp
.mbox
.msg
.mw
.pages
.wpr
.tiff
.ppt
.pptx
該当ファイルを見つけると、ZIPアーカイブ形式で圧縮し、次の場所に保存します。
/tmp/
収集したファイルをリモートのコンピューターに送信しようとします。
1つのURLを保持しています。通信にはHTTPプロトコルが使用されます。
■その他の情報
このトロイの木馬は、次のファイルを作成します。
state.dat
Date.dat
Fail.dat
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