検出した場合の対処方法
常駐監視を行っている各検査プログラムによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、Time Machine等のソフトウェアを使用してシステムの復元により修復しなければならない可能性があります。
対象のファイルが身に覚えのないファイル名の場合は、そのファイル自身がウイルスそのものである可能性が高いので、駆除ではなくすべて削除をしてください。これにより2次感染、3次感染を防げます。また、自分が作成したデータ等に感染していた場合は、駆除が可能な場合もありますが、駆除のボタンが押せない状態もしくは駆除しても失敗する場合は、すでに元のデータの戻せない状態までデータが書き換えられている場合もあります。この場合もすべて削除してください。
解説
■侵入(インストレーション)について
このトロイの木馬は、通常はさまざまな正規のソフトウェアのインストールパッケージ内にバンドルされます。
自身のコピーは作成しません。
通常は次のフォルダー内で検出されます。
%home%/Library/mdsa1331/
★ファイル名は次のようになる場合があります。★
mdsa
■情報の取得
このトロイの木馬は、次の情報を収集します。
最近アクセスしたURLの一覧
シェルのコマンド履歴
スクリーンショット
Bitcoinウォレットのコンテンツ
ネットワークデバイスの外部IPアドレス
ネットワークパラメーター
特定のテキスト文字列を含むファイルの数
収集した情報をリモートのコンピューターに送信しようとします。
■その他の情報
このトロイの木馬は、リモートのコンピューターもしくはインターネットからデータや命令を受け取ります。
2つのFTPアドレスを保持しています。通信にはTCP、FTP、およびSSDPプロトコルが使用されます。
次を実行します。
プロキシサーバーを設定する
ファイルをリモートのコンピューターに送信する
スクリーンショットを作成する
収集した情報を送信する
一部のポートを開きます。
34123
34321
34522
次のファイルを作成する場合があります。
1.png
s.txt
その後、これらのファイルを削除します。
次のファイルを作成します。
dump.txt
abc.lck
%variable1%_%variable2%_%variable3%.zip
その後、これらのファイルを削除します。
%variable1-3%には可変の文字列が入ります。
次のファイルを実行します。
polipo
miner.sh
acab.sh
|