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ウイルス情報  
最新ウイルス定義ファイルバージョン : 12381
(2015/10/09 17:02)

最新ウイルス情報 : MSIL/Autorun.Agent.EF
公開日:2013年7月12日
このウイルスに関する危険度 :■■□□□

定義名称 MSIL/Autorun.Agent.EF
シグネチャ検査による結果だった場合 MSIL/Autorun.Agent.EF
種別 ワーム
アドバンスドヒューリスティック検査による結果だった場合 このオリジナルのトロイを利用した新種、亜種が検出された場合は、「NewHeur_PE」もしくは「MSIL/Autorun.Agent.EF ワームの亜種」という名称で警告が出ます。
対応時期 バージョン8490(20130626)以降
影響を受けるプラットフォーム Microsoft Windows
概要 このワームは、リムーバブルメディアを介して感染を広げます。ローカルドライブにあるすべてのファイルを削除しようとする場合があります。詳しい活動内容については、解説欄をご参照ください。

検出した場合の対処方法

常駐監視を行っている各検査プログラムによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、Windowsのシステムの復元により修復しなければならない可能性があります。

対象のファイルが身に覚えのないファイル名の場合は、そのファイル自身がウイルスそのものである可能性が高いので、駆除ではなくすべて削除をしてください。これにより2次感染、3次感染を防げます。また、自分が作成したデータ等に感染していた場合は、駆除が可能な場合もありますが、駆除のボタンが押せない状態もしくは駆除しても失敗する場合は、すでに元のデータの戻せない状態までデータが書き換えられている場合もあります。この場合もすべて削除してください。

解説での表記(用語)について

以下の説明文では、Windowsオペレーティングシステムがインストールされたディレクトリを%windir%と表記しており、インストール時の設定により異なる場合があります。%windir%のサブディレクトリである"System"や"System32"は%system%と表記しています。
%drive%には、任意のドライブ名が入ります。

解説


■侵入(インストレーション)について
このワームは、実行時に自身を次の場所にコピーします。

%system%\ESET.exe


システムが起動するたびに実行されるよう、次のレジストリーエントリーを登録します。

[HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run]
"ESET" = "c:\windows\system32\ESET.exe"


■リムーバブルメディアへの感染について
このワームは、次の名前を使用して固定ドライブまたはリムーバブルドライブのルートフォルダーに自身をコピーします。

ESET.exe


次のファイルを同じフォルダー内に作成します。

autorun.inf (27 B)


これにより、感染メディアがコンピューターに挿入されるたびにワームが実行されるようになります。

■ペイロード情報
システムの日時が特定の条件に合致した場合、このワームは、アクセス可能なドライブに保存されたファイルやフォルダーをすべて削除しようとします。

■その他の情報
このワームは、次の命令を実行する場合があります。

%system%\ping.exe -l 65500 192.168.0.1 -t
%system%\format.com %drive% /q/y
cmd /c rmdir %folderpath% /fs:ntfs /s/q
cmd /c dir %drive%\/A:D/B > c:\winnt.dat



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