検出した場合の対処方法
常駐監視を行っている各検査プログラムによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、Windows のシステムの復元により修復しなければならない可能性があります。
対象のファイルが身に覚えのないファイル名の場合は、そのファイル自身がウイルスそのものである可能性が高いので、駆除ではなくすべて削除をしてください。これにより2次感染、3次感染を防げます。また、自分が作成したデータ等に感染していた場合は、駆除が可能な場合もありますが、駆除のボタンが押せない状態もしくは駆除しても失敗する場合は、すでに元のデータの戻せない状態までデータが書き換えられている場合もあります。この場合もすべて削除してください。
解説での表記(用語)について
以下の説明文では、環境変数を利用して各ファイルやディレクトリへのパスを表記しています。
例:
%currentfolder% : カレントディレクトリのパス
%malwarefilepath% : マルウェアプログラムまでのパス。
%malwarefilename% : マルウェアプログラムまでのファイル名。
解説
■侵入(インストレーション)について
このトロイの木馬は、多くの場合、疑わしいソースからダウンロードしたプログラムのインストールパッケージ内に潜んでいます。
DirectMailerアプリケーションのインストールパッケージ内に潜んでいます。
通常は次のフォルダー内で検出されます。
/tmp
/var/tmp
ファイル名はランダムに生成されます。
crontab設定ファイルにエントリーを追加して、15分ごとに自身が実行されるようにします。
■その他の情報
これは、リモートからコントロール可能なバックドア型のトロイの木馬です。
リモートのコンピューターもしくはインターネットからデータや命令を受け取ります。
10のURLを保持しています。通信にはHTTPプロトコルが使用されます。
次を実行します。
リモートのコンピューターもしくはインターネットからファイルをダウンロードする
スパムメールを送信する
プロキシサーバーを設定する
詳細な情報については、下記のリンク先をご参照ください。
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