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ウイルス情報  
最新ウイルス定義ファイルバージョン : 12381
(2015/10/09 17:02)

最新ウイルス情報 : Linux/Mumblehard
公開日:2015年5月19日
このウイルスに関する危険度 :■■□□□

定義名称 Linux/Mumblehard
シグネチャ検査による結果だった場合 Linux/Mumblehard
種別 トロイの木馬
アドバンスドヒューリスティック検査による結果だった場合 このオリジナルのトロイを利用した新種、亜種が検出された場合は、「NewHeur_PE」もしくは「Linux/Mumblehardの亜種 トロイの木馬」という名称で警告が出ます。
影響を受けるプラットフォーム Linux
概要 これは、リモートからコントロール可能なバックドア型のトロイの木馬です。スパムの送信に使用される場合があります。詳しい活動内容については、下記をご参照ください。


検出した場合の対処方法

常駐監視を行っている各検査プログラムによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、Windows のシステムの復元により修復しなければならない可能性があります。

対象のファイルが身に覚えのないファイル名の場合は、そのファイル自身がウイルスそのものである可能性が高いので、駆除ではなくすべて削除をしてください。これにより2次感染、3次感染を防げます。また、自分が作成したデータ等に感染していた場合は、駆除が可能な場合もありますが、駆除のボタンが押せない状態もしくは駆除しても失敗する場合は、すでに元のデータの戻せない状態までデータが書き換えられている場合もあります。この場合もすべて削除してください。

解説での表記(用語)について
以下の説明文では、環境変数を利用して各ファイルやディレクトリへのパスを表記しています。
例:
%currentfolder% : カレントディレクトリのパス
%malwarefilepath% : マルウェアプログラムまでのパス。
%malwarefilename% : マルウェアプログラムまでのファイル名。

解説

■侵入(インストレーション)について
このトロイの木馬は、多くの場合、疑わしいソースからダウンロードしたプログラムのインストールパッケージ内に潜んでいます。

DirectMailerアプリケーションのインストールパッケージ内に潜んでいます。

通常は次のフォルダー内で検出されます。

/tmp
/var/tmp


ファイル名はランダムに生成されます。

crontab設定ファイルにエントリーを追加して、15分ごとに自身が実行されるようにします。

■その他の情報
これは、リモートからコントロール可能なバックドア型のトロイの木馬です。

リモートのコンピューターもしくはインターネットからデータや命令を受け取ります。

10のURLを保持しています。通信にはHTTPプロトコルが使用されます。

次を実行します。

リモートのコンピューターもしくはインターネットからファイルをダウンロードする
スパムメールを送信する
プロキシサーバーを設定する


詳細な情報については、下記のリンク先をご参照ください。







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