検出した場合の対処方法
常駐監視を行っている各検査プログラムによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、感染前の状態まで復元しなければならない可能性があります。
対象のファイルが身に覚えのないファイル名の場合は、そのファイル自身がウイルスそのものである可能性が高いので、駆除ではなくすべて削除をしてください。これにより2次感染、3次感染を防げます。また、自分が作成したデータ等に感染していた場合は、駆除が可能な場合もありますが、駆除のボタンが押せない状態もしくは駆除しても失敗する場合は、すでに元のデータの戻せない状態までデータが書き換えられている場合もあります。この場合もすべて削除してください。
解説での表記(用語)について
以下の説明文では、環境変数を利用して各ファイルやディレクトリへのパスを表記しています。
例:
%currentfolder% : カレントディレクトリのパス
%malwarefilepath% : マルウェアプログラムまでのパス。
%malwarefilename% : マルウェアプログラムまでのファイル名。
解説
■侵入(インストレーション)について
このトロイの木馬は、自身のコピーを作成しません。
■情報の取得
このトロイの木馬は、次の情報を収集します。
MACアドレス
コンピューターのIPアドレス
収集した情報をリモートのコンピューターに送信する場合があります。
■その他の情報
このトロイの木馬は、リモートのコンピューターもしくはインターネットからデータや命令を受け取ります。
2つのURLを保持しています。通信にはUDPプロトコルとTCPプロトコルが使用されます。
次を実行します
DoS/DDoS攻撃を仕掛ける
シェルコマンドを実行する
実行中のプロセスを停止する
ポートスキャンを実行する
リモートのコンピューターを特定のポートに接続する
収集した情報を送信する
|