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国内の被害状況について |
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この脅威は、2010年1月7日付でJPCERT コーディネーションセンターより注意喚起されている「Web サイト改ざん及びいわゆる Gumblar ウイルス感染拡大に関する注意喚起」と関連したものです。
このトロイの被害を受ける場合は、悪意のあるJavaScript ファイル(本製品では、このJavaScript ファイルを検出した場合は「JS/TrojanDownloader.Agent.NRL」トロイとして検出します)が実行された後に Adobe Reader、Adobe Acrobat および Flash Playerの脆弱性を悪用して、このトロイをダウンロードして実行されるよう仕組まれています。また、このトロイの実行によって新たな FTP ログイン情報が攻撃者へ送られるため、攻撃者は Webサイトへの改ざんが容易になり、次々と感染可能な環境を作り出すことができるようになっています。
この問題を未然に防ぐためには、本製品のウイルス定義データベース ならびに、2010年1月13日公開予定のAdobe 社製品の次の製品 Adobe Reader、Adobe Acrobat および Flash Player を最新の状態にしていただくことが必要です。
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検出した場合の対処方法 |
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常駐監視を行っている各検査プログラムによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、Windows のシステムの復元により修復しなければならない可能性があります。
対象のファイルが身に覚えのないファイル名の場合は、そのファイル自身がウイルスそのものである可能性が高いので、駆除ではなくすべて削除をしてください。これにより2次感染、3次感染を防げます。また、自分が作成したデータなどに感染していた場合は、駆除が可能な場合もありますが、駆除のボタンが押せない状態もしくは駆除しても失敗する場合は、すでに元のデータの戻せない状態までデータが書き換えられている場合もあります。この場合もすべて削除してください。(検出したファイル自身がウイルスそのものである場合は、削除を行ってください。)
駆除もしくは削除後、再起動すると再び同じウイルスによって活動が発生する場合は、システムをセーフモードで起動し、検査および駆除・削除を実施してください。
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解説での表記(用語)について |
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以下の説明文では、Windowsオペレーティングシステムがインストールされたディレクトリを%windir% と表記しており、インストール時の設定により異なる場合があります。
%windir% のサブディレクトリである"System"や"System32"は %system% と表記しています。
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解説 |
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