キヤノンITソリューションズ株式会社 閉じる

ウイルス情報  
最新ウイルス定義ファイルバージョン : 12381
(2015/10/09 17:02)

最新ウイルス情報 : JS/Kryptik.AWD
公開日:2015年8月5日
このウイルスに関する危険度 :■■■■□

定義名称 JS/Kryptik.AWD
シグネチャ検査による結果だった場合 JS/Kryptik.AWD
種別 トロイの木馬
アドバンスドヒューリスティック検査による結果だった場合 このオリジナルのトロイを利用した新種、亜種が検出された場合は、「NewHeur_PE」もしくは「JS/Kryptik.AWDの亜種 トロイの木馬」という名称で警告が出ます。
対応時期 バージョン11777(20150612)以降
影響を受けるプラットフォーム Microsoft Windows
概要 これは、HTMLページに埋め込まれている、難読化された悪意のあるJavaScriptコードの汎用検出名です。インターネットからいくつかのファイルをダウンロードし、実行しようとします。詳しい活動内容については、下記をご参照ください。

検出した場合の対処方法

常駐監視を行っている各検査プログラムによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、Windows のシステムの復元により修復しなければならない可能性があります。

対象のファイルが身に覚えのないファイル名の場合は、そのファイル自身がウイルスそのものである可能性が高いので、駆除ではなくすべて削除をしてください。これにより2次感染、3次感染を防げます。また、自分が作成したデータ等に感染していた場合は、駆除が可能な場合もありますが、駆除のボタンが押せない状態もしくは駆除しても失敗する場合は、すでに元のデータの戻せない状態までデータが書き換えられている場合もあります。この場合もすべて削除してください。

解説での表記(用語)について

以下の説明文では、環境変数を利用して各ファイルやディレクトリへのパスを表記しています。
例:
%windir% : Windowsオペレーティングシステムがインストールされたディレクトリのパス(インストール時の設定により異なる場合があります)。
%system% : %windir% のサブディレクトリである"System"や"System32"のパス。
%malwarefilepath% : マルウェアプログラムまでのパス。
%malwarefilename% : マルウェアプログラムまでのファイル名。

その他に関しては、以下のページも参考にしてください。
Microsoft Malware Protection Center - Malware help
Common Folder variables

解説


■侵入(インストレーション)について
このトロイの木馬は、自身のコピーを作成しません。

このマルウェアのプログラムコードは通常、HTMLページに埋め込まれています。

■その他の情報
このトロイの木馬は、インターネットから別のマルウェアをダウンロードしようとします。

1つのURLを保持しています。そのURLからファイルをダウンロードしようとします。

ダウンロードしたファイルを次の場所に保存します。

%temp%\%variable%


このファイルを復号化してから実行します。通信にはHTTPプロトコルが使用されます。

%variable%には可変の文字列が入ります。

インストールされているソフトウェアに応じて、インターネットからダウンロードした別のマルウェアのモジュールを使用し、次の脆弱性を悪用する場合があります。

CVE-2014-6332
CVE-2014-4130
CVE-2015-0336
CVE-2015-3090


次のアプリケーションの脆弱性を悪用します。

Microsoft Internet Explorer
Adobe Flash Player





このページのトップへ

(C)Canon IT Solutions Inc.