検出した場合の対処方法
常駐監視を行っている各検査プログラムによって検出された場合は、駆除もしくは削除を行ってください。駆除もしくは削除ができない場合は、Windows のシステムの復元により修復しなければならない可能性があります。
対象のファイルが身に覚えのないファイル名の場合は、そのファイル自身がウイルスそのものである可能性が高いので、駆除ではなくすべて削除をしてください。これにより2次感染、3次感染を防げます。また、自分が作成したデータ等に感染していた場合は、駆除が可能な場合もありますが、駆除のボタンが押せない状態もしくは駆除しても失敗する場合は、すでに元のデータの戻せない状態までデータが書き換えられている場合もあります。この場合もすべて削除してください。
解説での表記(用語)について
以下の説明文では、Windowsオペレーティングシステムがインストールされたディレクトリを%windir% と表記しており、インストール時の設定により異なる場合があります。%windir% のサブディレクトリである"System"や"System32"は %system% と表記しています。
%temp%はWindowsオペレーティングシステムのテンポラリディレクトリを表記しています。
その他に関しては、以下のページも参考にしてください。
Microsoft Malware Protection Center - Malware help
Common folder variables
http://www.microsoft.com/security/portal/mmpc/shared/variables.aspx
解説
■侵入(インストレーション)について
このマルウェアのプログラムコードは通常、HTMLページに埋め込まれています。
自身のコピーは作成しません。
■その他の情報
これは、Javaランタイム環境(JRE)およびJava開発キット(JDK)の脆弱性に対するエクスプロイトコードの検出名です。
利用するのはCVE-2013-2460の脆弱性です。
次のアプリケーションの脆弱性を悪用します。
Oracle Java SE 7 (Update 21 and earlier)
1つのURLを保持しています。
そのURLからいくつかのファイルをダウンロードしようとします。通信にはHTTPプロトコルやHTTPSプロトコルが使用されます。
ダウンロードしたファイルを次のフォルダーに保存します。
%temp%
これらのファイルを実行します。
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