最新ウイルス定義ファイルバージョン : 12381
(2015/10/09 17:02)
最新ウイルス情報 :
Win32/TrojanDownloader.Agent.UF
公開日:2005年09月15日
このウイルスに関する危険度 :
■■□□□
ウイルス名
Win32/TrojanDownloader.Agent.UF
対応定義ファイル
1.1214(20050912) 以降
ウイルスの対処方法
検出ファイルを削除してください
ウイルスに関する危険度
2
- 感染可能性あり
※
1
:注意
2
:感染可能性あり
3
:感染報告あり
4
:感染が拡大している
5
:深刻な被害が拡大中
Win32/TrojanDownloader.Agent.UFは、トロイの木馬型ダウンローダです。FSGで圧縮された実行形式で、そのサイズは約6キロバイトです。
参考:
以下の説明文では、Windowsオペレーティングシステムがインストールされたディレクトリを%windir% と表記しており、インストール時の設定により異なる場合があります。
%windir% のサブディレクトリである"System"や"System32"は %system% と表記しています。
このファイルが実行されると、次のアプリケーションの停止を試みます。
\tgbcde\module32.exe (%system% 内に存在していれば、悪意あるプログラムです。)
ccapp.exe
zapro.exe
armor2net.exe
ZAPRO.EXE
amon.exe
MpfService.exe
zonealarm.exe
outpost.exe
firewall.exe
atguard.exe
tpfw.exe
kpf4ss.exe
NPROTECT.EXE
kpf4gui.exe
これらのファイルは、次のプログラムの構成ファイルと考えられます。
Agnitum Outpost Firewall
Kaspersky Anti-Hacker
Kerio Personal Firewall 4
McAfee Personal Firewall
Norton Internet Security Professional
Tiny Firewall Pro
Zone Labs ZoneAlarm
このトロイは、リモートウェブサーバから"hammer.exe"というファイルのダウンロードを試み、成功すると %windir% 内でこのファイルを実行します。
"hammer.exe" は、TrojanProxyをインストールし、感染したマシンをリモートウェブサーバに通知します。
このトロイは、バッチファイル"1.bat"を作成します。このバッチファイルは、TrojanProxy のインストールに成功するまでこのファイルが削除されないように監視し、インストール成功後は、このファイルを削除する許可を与えます。
このトロイは、次のレジストリーキーを追加します。
HKLM\System\CurrentControlSet\Services\SharedAccess\Parameters\
FirewallPolicy\StandardProfile\AuthorizedApplications\List\
" [ダウンロードされたトロイのパス]" = "[ダウンロードされたトロイのパス]:*:Enabled:cmsscs"
このキーを追加することにより、Windows Firewall の監視から逃れる事ができます。
NOD32アンチウイルスは、ウイルス定義ファイルのバージョン 1.1214 にて対応しています。