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導入事例 (株式会社JVCケンウッド)

企業統合に伴い、メールセキュリティも全面見直し。システム品質の向上と大幅なコストダウンを同時に実現。

概要

ビクターとケンウッドの経営統合によって誕生したJVC・ケンウッド・ホールディングス株式会社は、2011 年に株式会社JVCケンウッドへ社名変更し日本ビクター、ケンウッド、J&K カーエレクトロニクスの3 社を合併した。各社のIT システムの統廃合を進めたのはIT 部。ネットワークインフラがグローバルに統合されシームレスな通信が実現したことから、以前から課題であったメールセキュリティの見直しに着手した。システムとしてブラックボックス化していた以前のウイルス対策ソフトは、ウイルス定義データベースの適用時にメールが滞留するリスクがあった上、障害時の対応にも不安があった。これを改善し、できれば運用コストも削減したい、そんな要望に応えたのが、ESET Mail Security for Linux だった。

コーポレートマネジメント部
IT 部 シニアマネジャー
湯本 聡氏

事例のポイント

お客さまが実現できたこと

  • 1.ウイルス検出精度が改善。セキュリティレベルが向上した。
  • 2.従来のシステムのブラックボックス状態を解消。運用効率改善に加え、運用コストも半減できた。
  • 3.ウイルス定義データベースの適用は軽快でメール滞留問題も解決し、安定運用を実現した。

お客さまのご要望

  • 1.障害発生など不測事態にも迅速に対応できるようにしたい。
  • 2.運用コストを大幅に削減したい。
  • 3.サーバー負荷を軽減し、運用業務も効率化したい。

導入前の課題と背景

以前のウイルス対策ソフトの課題は何でしたか

「当社のメールセキュリティは重層的なシステム構成で、届いたメールは迷惑メール対策アプライアンスでふるいにかけられた後、ウイルス対策ソフトで診断されます。大量の迷惑メールにも効率的に対応できる構造ですが、ウイルス対策ソフトに運用上の課題がありました。毎日定時に行われるウイルス定義データベースのアップデートには20分かかっていたのですが、その間メール配信が滞ると業務に差し障りが出ることから、ウイルス対策のサーバーに滞留するメールを強制的に押し出す仕組みを自社で作り、対応せざるを得ませんでした。また、管理機能も貧弱で、実際にどの程度ウイルスが駆除されたかなどの状況把握も困難だったのです。さらに決定的だったのは年末に起きた障害でした」

導入の必然性

障害が発生してソフトのリプレイスをお決めになったそうですね

「年末休業日でしたが、私に障害アラートが届きました。通常はメールと電話で発報されるのですが、電話だけだったことからメールサーバーに障害が起きたらしいと思ったものの詳細が判りません。やがて、アップデートされたウイルス定義データベース自体に不具合があり、ウイルス検出が停止したものと判明しましたが、対策を問い合わせることもできませんでした。海外現地法人からの重要なメールが受け取れないなど、被害が拡大するにも関わらず、結局正常なウイルス定義データベースが配布されるまでの半日、障害は復旧できませんでした。この経験から、運用担当者が統制でき、必要があれば迅速に適切なサポートを受けられるウイルス対策ソフトに置換えるべきだと考えたのです」

運用の工夫

ソフトの選定はどのようになさいましたか

「従来のウイルス対策ソフトの使用期限が迫っていたこともあり、リプレイスは決めたものの、導入するソフトが満たすべき条件はいくつもありました。既存のソフトよりもパフォーマンスが良いこと、状況を容易に把握できること、障害時も含めて手離れが良いこと、ブラックリストのカスタマイズなど設定の自由度が高いことと言った要求に応えるソフトウェアが必要でした。また、導入と運用に対するコスト要求も厳しいものでした。新規にハードウェアを購入する余裕がないことから、新たなソフトは既存のサーバー上のVMwareで稼働することが必須条件でした。また、従来のソフトの高額なライセンス料も削減したいと考えたのです」

IT 部 情報インフラグループ
武次 優氏

運用コストも重視したのですね

「そんな時に出会ったのがESET Mail Security forLinux です。仕様や機能面では求められた諸条件を満たすように思えました。さらに、コスト削減効果も大きいことが判りました。JVCケンウッドに統合された後も、以前のドメイン名を使ったメールアドレスが残っていたり、メーリングリストも数多く、受信アカウント数は実際のユーザー数を大幅に上回っていました。以前のソフトウェアのポリシーでは、アカウント数でライセンス料が計算されるために、単に転送するだけのアカウントでも料金が発生していました。しかし、ESETはユーザー実態に即してメールボックス数でライセンス数を計算するため、運用コストが低減することは明らかでした。あとは、実際の環境で期待通りのパフォーマンスを発揮してくれるのか、ハードウェアに負荷がかからないのか、そして運用担当者にとって手離れが良いのか、これを見極める必要がありましたので、テストをさせてもらったのです」

取り組みの成果

導入テストはいかがでしたか

「まずは実際にテストしてみようということで、4月に仮ライセンスを発行してもらいました。ウイルス対策には3台のサーバーがあり、その一つのVMwareにLinuxを入れてESETをインストールしました。インストールは、社内のリソースだけで行いましたが簡単でした。ちょっとつまずいたところもありましたが、キヤノンIT ソリューションズに尋ねるとすぐに解決。結局、ライブラリーのインストールまで含めても1-2時間で導入が済んでいます。インストール後、1週間ほど実機でテストを行いました。膨大なメールを効率的にさばけるか、CPUへの負荷は過剰でないかなどの負荷テストを実施、さらには意図的にウイルスサンプルを流して十分な駆除効果が発揮されているかまで確認しました。パフォーマンスや負荷、ウイルス検出精度いずれも満足の行くテスト結果が得られましたので購入を決定し、3台のマシンに順番にインストール、本格稼働となりました」

導入効果には満足されていますか

「導入効果は明らかです。以前はたまにウイルスメールがすり抜けたこともありましたが、ESETではまだ同様の問題は発生していません。ウイルス定義データベースのアップデート時の遅延もなくなりました。さらにコスト削減効果は劇的でした。導入費用を含めてもESETの初年度運用費用は以前のソフトの運用費用の半額程度に留まる見込みです。キヤノンITソリューションズのサポートにも満足しています。何度か問い合わせさせてもらいましたが、レスポンスは的確で迅速でした。管理サーバー「ESET Remote Administrator(ERA)」も重宝しています。3台のウイルス対策用サーバーを一元管理し、レポート作成もとても容易です。セキュリティ状況に関しては、マネジメントからの求めに応じてすぐにレポートを出す必要があるので、ERAは助かりますね」

将来の展望

今後の取り組みについてお聞かせください。

「社内だけでなくグループ企業でもITのコスト削減や、要員のコストパフォーマンス向上が求められています。こうした企業でも、メールセキュリティを効率的に実現できるように、ESETが役立ちそうです。グローバルに展開する各グループ企業でもウイルス検出をESETで標準化できれば、そのメリットは大きいのではないでしょうか」

お客さまの声

「さらに高まるセキュリティの重要性」

「事業の拡大に伴い、個人情報やお取引先様の機密情報の適切な管理は今まで以上に重要になっています。グローバルにITガバナンスを徹底する役割を担うIT部は、情報の保管方法、物理的セキュリティの確保、アクセス権限の付与・管理方法、持ち出し管理などについて、規程を設け全社に徹底すると共に、ウイルス対策、各種ログ取得、社外からの侵入検知など、ITインフラの高度化をはかっています。」

活用イメージ

  • 導入+初年度運用コスト < 従来の運用コストの約1/2
  • 運用負荷の軽減、手離れの良さ向上
  • 軽快な動作でウイルス定義データベースのアップデートもスムーズ
  • 問合せ等の迅速なサポートを実現

お客さまプロファイル

法人名 株式会社JVCケンウッド
URL
住所 神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目12番地
創立 2008年
職員数 19,791人(2014年3月末現在)

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